「ゲスパー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-02-21

「ゲスパー」の意味とは

ゲスパーとは、下衆の推測、卑しい邪推という意味です。

「ゲスパー」にはこのような意味があり、また「そうした邪推をする人」自体を指すこともあります。

ゲスパーとは物事に対しての裏を読み取り、邪推をするような人を部別するための言葉なのです。

他人に使うことで侮蔑の言葉となっていますが、時に自身に向けて使うこともあります。

物事に対して勘ぐってしまう癖があったり、何かと斜めに見てしまうような自分を称する時に使われるのです。そのように自信に向けて使う際には、自虐的な意味合いが入ってきます。

主にネット掲示板やSNSです使われることが多く、ネットスラングや若者言葉に分類される言葉です。

「ゲスパー」の語源

ゲスパーの語源は、下衆とエスパーです。

ゲスパーは「下衆」と「エスパー」を組み合わせた言葉となっています。これらを組み合わせ、略した上にカタカナ化した言葉が「ゲスパー」です。

この元である「下衆」に邪推や卑しいといった、相手を侮辱したり自信を自虐するニュアンスが含まれています。

そして「エスパー」の方には物事の裏を読み取ったり、それらから勘ぐるや斜めに見るという意味が含まれるのです。

これらを合わせて「下衆の推測」、「卑しい邪推」、また「そうしたことをする人」という意味に繋がっています。

「ゲスパー」の下衆とエスパー

ゲスパーは、より理解をするために語源の単語も深く知る必要があります。

「ゲスパーの語源」で紹介の通り、「下衆」と「エスパー」です。

下衆下衆とは古くは平安時代にまで遡る言葉です。
この頃の紫式部の源氏物語の中で使われました。
作中では身分の低い者や、使用人を指す言葉として使われています。
ただその意味は現在と変わらず、「心の卑しいこと」あるいは「心の卑しい人」です。
下衆の本来のこうした意味から、ゲスパーの「邪推」へと繋がっています。

エスパーエスパーは英語で「Esper」です。
意味は「超能力者」となり、五感を超えるような力を持つ人を指します。
「超感覚的知覚」や「テレパシーや予知、透視」などをすることのできる人のことです。
これらの意味合いから、ゲスパーの「物事の裏を読み取る」に繋がっているのです。

「ゲスパー」の例文・用例

ゲスパーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●となりの住人がゲスパー なのか、やたらと嫌味を言われる。
●旦那が早く帰る日は逆に何かやらかしたのか?とゲスパー してしまうわ。

SNSでの「ゲスパー」の使われ方

「ゲスパー」の類義語

ゲスパーの類義語は、「疑念」です。

ゲスパーとは要するに邪推のことを指しています。

つまりは、この邪推の類義語がゲスパーの類義語となるのです。その中で考えると「疑念」が当てはまります。

疑念の意味は「事実かどうか疑問に思うこと」や「認めずに怪しむ心」です。真正面から物事を信じずに、その裏側を考えて怪しんだり疑ったりすることとなります。

こうした意味があるため、ゲスパーの類義語として挙げられるでしょう。

なお疑念とはは、「疑念を持つ」や「疑念を晴らす」などのように使われます。

「邪推」の対義語・反意語

邪推の対義語は、「確信」です。

意味は、完全に信じることです。

ゲスパーには邪推するという意味がありました。つまり物事に対して怪しんだり、疑ったりがあるということです。またそうしたことをする人を指す言葉でした。

つまりその反対語には、「疑わないこと」を意味する言葉が当てはまります。そのためこの「確信」が反対語として挙げられるのです。

確信の意味は、完全に信じることとなります。これを言い換えれば「全く疑っていないこと」です。

疑いや怪しみが無ければ、物事の裏側を考えることもありません。そのため対義語としては「確信」が当てはまるでしょう。