「箱推し」とは？意味と例文が３秒でわかる！

2020-10-302021-12-23

「箱推し」の意味とは

箱推しとは、アイドルなどのグループの中で、特定の誰かではなくそのグループ全体のファンであるという意味です。

「推し」は「一推しのメンバー（＝他者に勧めたいぐらい好きである）」という言葉が「推しメン」に省略され、さらに省略された言葉です。
他者に勧めたいかどうかはあまり関係なくなり、特別にファンであるというニュアンスが強くなっています。

そして「箱」とは、もともと業界用語でライブハウスや劇場・会場のことを指します。
AKB48がグループ独自の劇場を持っていたことから、箱（そのグループ）の推し（ファン）という風に合わさって「箱推し」という言葉が使われるようになりました。

今では劇場を持っていない他のアイドルグループでも、そのグループ全体のファンは「箱推し」と呼ばれます。

「グループ全体が好き」という意味の「fan of the whole group」が一番近い英語表現になります。

アイドルだけでなく漫画やアニメのキャラクターに対しても、特定のキャラではなく全員のファンであったり、スポーツアニメ等であれば「（いくつかチームがあるうちの）このチーム全体が好き」という意味でも使われています。

また、「○○寄りの～」「○○強めの～」「○○最推しの～」といった言葉が箱推しにつく場合は「箱推しだけどあえて一番をあげるなら○○」という意味になります。

箱推しする理由は人によって様々ですが、メンバー同士の仲が良いことが伺える場面をSNSで見たり、励ましあって頑張っている様子を応援したりといった人が多いです。

また、単純に全メンバーをそれぞれ好きでいる場合や、ファンサービスや運営の質を見て箱推しになる人もいます。

箱推しを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●あいつなら乃木坂の箱推しだからイベントで全国行脚してて不在だよ。
●今までリーダーしか見てこなかったけど、みんなが仲良くしてるの見てたら箱推しになっちゃった。

箱推しの類義語は、「全推し」「G担」「DD」です。

箱推しと同じ意味で使われます。

「グループ担当」の略で、こちらも意味は箱推しと変わらないですが、主にジャニーズアイドルのファンが使う表現です。

「D（誰でも）D（大好き）」の略語で、箱推しと意味は似ていますが、どちらかというと「一人に絞れない」「浮気性」といったネガティブ要素を含んで使われます。
グループの垣根を越えて複数のメンバーやキャラクターが好きな人のことも指します。

箱推しの対義語は、「単推し」です。
特定のメンバーやキャラを熱心に応援することや、その対象のことです。