「今北」とは？意味と例文が3秒でわかる！

2020-03-142020-09-19

「今北」の意味

今北とは、「今来た俺に、これまでの流れを三行で説明してくれ」という意味のネットスラングです。

今北はもともと詳しい説明を頼む時のセリフが略語化したもので、その成り立ちは、

「今来た（ばっかりで状況がさっぱりわからない）、俺に三行で説明してくれ」→「今北産業」→「今北」

以上の経緯をたどっています。

今北の一つ前の言葉「今北産業」は、インターネット掲示板「２ちゃんねる」のニュース速報VIP板発祥のネットスラングです。

その掲示板では、参加者の書き込みが多くスレッドの進行が早く、遅れて参加、あるいは久しぶりに見るなどでは話の流れについていけない状態となります。

特に、２ちゃんねるのスレッドでは、原則として 1,000発言（レス）で終了するので、それ以上になったら Part2 など、続きを話し合う継続スレッドが立ち、全体を見渡すのはかなり困難です。

これまでの書き込みを読まずに、内容把握するためにこの言葉が使われるようになりました。

ニュース速報VIP板は、2004年6月に誕生した、2ちゃんねるにおいて最も利用者が多くいた板です。

元々「ニュース速報板」から分化して誕生した板であるため名前に「ニュース速報」とついているが、ニュース速報とは無縁のなんでもありの雑談板です。

そして、「ニュース速報VIP」を「ニュー速VIP」、利用している人を「VIPPER(ビッパー)」と呼ぶことが多いです。

一般的にVIPPER達はニート,童貞、低学歴等、人間として低スペックを自称するため、「良くも悪くも馬鹿が多く、三行以上の長文が読めない」とする説があります。

今北は、必ずしもまともな返答が返ってくるとは限りません。

要約しすぎて意味不明、そもそも内容がデタラメなどを承知の上で使用するのが望ましいです。

なおこうした状況説明を頼むというお願いのセリフには、「錯綜しててわからん、ガンダムに例えてくれ」という言い方もあります。

例えば、「よくわからん、SMAP騒動をガンダムにたとえてくれ」といった使い方です。

こちらの方は、ネタの要素が大きく、的確な例え方ができると、それだけで盛り上がったりします。

「今北産業」は会社の名前にありそうだということで、「株式会社今北産業」という架空の会社が作られています。

会社のホームページ、企業ロゴ、名詞、社歌、Twitterアカウントも存在していますが、架空のものです。

会社の住所、電話番号、事業内容、代表者氏名もすべて架空です。

ちなみに、住所は兵庫県尼崎市今北です。

代表者氏名は「今北押得郎」となっており、「今来た、おしえろ」のあて字です。

今北を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●先輩！今北、おなしゃっす！
●今北なんですが、どうして彼がマウンドに立っているのでしょうか？

今北の類義語は「今北紙業」です。

「今北紙業」の意味は、「今きた俺に、これまでの流れを４行で説明してくれ」です。

今北の対義語はありませんでした。