「神対応」とは?意味と例文が3秒でわかる
「神対応」の意味
神対応とは、素晴らしく気の利いた対応という意味です。その様な対応をしてくれた人を評価する時に使用します。
例えば、クレームやマスコミ取材などに対する対応が、驚き感心するほどに行き届いていた場合、神対応と言います。
男の子が、雨の日に傘を忘れた女の子に貸してあげる。自分は濡れて帰る。これは神対応の様です。
男の子が、女の子を帰り道にわざわざ遠回りして家の前まで送ってあげること。これも神対応の様です。
「神対応」の語源
神対応の「神」とは、「神様」 のことです。全角文字で 「ネ申」と表記することもあります。
「神〜」との形で使用し、最高の賞賛表現の一つとして使うネットスラングになります。
例えば、素晴らしいアニメ作品を「神アニメ」 とか、ゲームを「神ゲー」、あるいは動画やその編集の素晴らしさを称えるような 「神動画」「神編集」などです。
ちなみに、2016年には「神ってる」が流行語大賞に選ばれています。つまり、「神〜」という表現は、ネットに限らず、一般的に使用される言葉です。
「神対応」の英語表現
「神対応」は英語で、「warm-hearted response」と表記します。意味は、温かい対応です。
「warm-hearted」とは、思いやりのある、温かいという意味です。
「response」とは、対応という意味です。
「神対応」の特徴
神対応は芸能人の対応に対して使われることが多いです。例をあげます。
お笑い芸人 中川家中川家のネタ中、前方の客席で赤ちゃんが泣き声をあげていました。泣き止まないため父親が退席しようとしたところ、弟の礼二さんが「出て行かなくていい。そんな良い席なのに。赤ちゃんは泣くのが仕事」などと呼び止めました。
さらにステージの上に呼ぶと、兄の剛さんが犬やネコの鳴き真似して赤ちゃんを泣き止ませました。
シンガーソングライター 松山千春2017年、松山さんが新千歳空港から伊丹空港行きの便に乗った時のことです。飛行機の出発が遅延し、乗客は約1時間待たされることとなりました。
松山さんはそこで、「すみませんが、みんなイライラしています。マイクを貸していただけますか」自ら客室乗務員に掛け合いました。客室乗務員が機長に伝え、OKが出てマイクを借りると、自身の代表曲「大空と大地の中で」を歌い出しました。
本人曰く「段々雰囲気が悪くなるんだよ、分かるべ?機内の雰囲気が悪いんだよ」。「おれも出しゃばったことしているな、と思うけどさ、皆の気持ち考えたら、何とかしなきゃ、みたいな。機長さんよく許してくれたな、と思うわ」。
自分の得意なことで、神対応ができると、素敵ですね。
「神対応」の例文・用例
神対応の例文・用例を紹介します。
●強風で聖火が消えるも神対応をしたお笑い芸人
●夜道に家まで送ってくれる神対応に惚れた。
SNSでの「神対応」の使われ方
「神対応」の類義語
神対応の類義語はありませんでした。
「神対応」の対義語・反対語
神対応の対義語・反対語は、「塩対応」です。
「塩対応」とは、そっけない、愛想のないといった、対応のことです。