「ネカマ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ネカマ」の意味とは
ネカマとは、「ネットオカマ」 のことで、男性がネット上で女性を演じる場合に用いられる言葉です。
「ネカマ」の普及の背景
最初は略されることなく、「ネットオカマ」 と呼ばれていました。
その後ネットゲームで 「ネカマ」 という表現が生まれ、1990年代中ごろから末ごろにかけて普及しました。
その頃のネカマになる理由は、女性の方が男性のネット利用者から優遇されるから、その場限りのちょっとした冗談などでした。
その後出会い系などが流行すると、「女性のフリをしてナンパ目的の男性ユーザーをからかってやろう」、「釣ってやろう」といったイタズラ目的のネカマユーザーも増えました。
「ネカマ」の特徴
ネカマは、男性でありながら顔の見えないネットの世界では女性のふりをし、女性の言葉遣いで書き込みなどをします。
そのようなアカウントを、「ネカマアカウント」 と呼ぶこともあります。
特にネット掲示板では、匿名やペンネームを使って気軽に利用できるので、ネカマにとっては利用しやすい場所になります。
女性になりすまして、女性の相談者や投稿者と親しくなろうとしたり、男性の相談者や投稿者と女性としてやり取りし、からかったりすることができます。
オンラインゲームなどでは、男性が女性キャラクターを操作することがよくあります。
キャラになりきって楽しむ場合、女性らしい振る舞いや発言することもあり、結果的にネカマになります。
また、女性のフリをして金を稼ごうとする業者によるネカマもいます。彼らを「職業ネカマ」や「ネカマ業者」などと呼ぶこともあります。
「ネカマ」の注意事項
ネカマとは、オカマがネットをするという意味ではないです。
また、ネットの匿名性を悪用してビジネスにしようとするネカマに注意しましょう。
例えば、出会い系サイトのサクラとして活動している男性は、本気で出会いを求めている男性にたくさん利用してもらうために、女性になりすまして相手を騙します。
「ネカマ」の例文・用例
ネカマを使った例文・用例を紹介します。
●ネカマという行為がマスメディアに取り沙汰されたて詐欺師な意味合いを持った。
●さすがにそのイケメンの誘いには惚れたわ。ネカマだけど。
SNSでの「ネカマ」の使われ方
「ネカマ」の類義語
ネカマの類義語は、「ネット弁慶」、「サクラ」です。
「ネット弁慶」とは、ネット上のブログや掲示板などでは威勢を見せるが、実生活ではおとなしく、小心者であるような人物のことです。
「内弁慶」をもじったネットスラングになります。
「サクラ」とは、公演の主催者や販売店に雇われて客や行列の中に紛れ込み、公演を盛り上げたり、商品の売れ行きが良い雰囲気を作り出したりする者のことです。
その場限りの盛り上がりを「桜がパッと咲いてサッと散ること」にかけてできた表現になります。
「ネカマ」の対義語・反対語
ネカマの対義語は、「ネナベ」です。
「ネナベ」とは、女性がネット上で男性を演じる場合に用いられる言葉です。