「オブジェクト」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「オブジェクト」の意味とは
オブジェクトとは、モノを表した単語という意味です。
「オブジェクト」は、「モノ」を表す意味となっており、指し示す幅の広い単語となっています。
オブジェクト指向における、モノに着目をした考えた方です。
つまりオブジェクト指向に出てくるものの中で、「モノ」を表す単語が「オブジェクト」となります。
オブジェクトはネットスラングやいわゆるカタカナ語というよりかは、専門用語に属した単語なのです。
オブジェクト指向の中で使われる専門用語なので、その他にあるオブジェクト指向内の専門用語と併せて理解する必要があると言えるでしょう。
その他の専門用語とは、「クラス」や「インスタンス」がそれに当たります。
詳しくは後述しますが、オブジェクトの入り口としては専門用語であることを押さえておいてください。
また使われる場面としては、主にプログラミングなどで使われています。
プログラミング用語であり、その中で「モノ」を表す単語であることから理解をしていきましょう。
それ以上の理解は、後述するその他の専門用語との関係性を確認して深めていってください。
「オブジェクト」の語源
オブジェクトの語源は、objectです。
オブジェクトの語源は、英単語である「object」となっています。
この単語の構成としては「ob-」が「その方向へ」を意味しており、「ject」が「投げ込まれるモノ」を意味し、それらを組み合わせてできた単語です。
そのため「object」の直訳は、「投げ込まれるモノ」となります。
さらに転じて「物体」や「反対意見」という意味も持ち合わせているのです。
「視界に投げ込まれるモノ」を、「物体」として解釈していることから単に「物体」という意味も持っています。
ちなみにある意見に対して「投げ込まれるモノ」という解釈から、その意見に対する「反対意見」という解釈もされているためこうした意味も持ち合わせるのです。
この中の「物体」という和訳から、カタカナ語での「オブジェクト」は「モノ」という意味を持つ単語とされています。
本来の和訳のそのままから、やや転じた形での解釈がカタカナ語の意味として機能していると言えるでしょう。
「オブジェクト」の他の用語との関係性
オブジェクトは、他の専門用語を併せて知る必要のある単語です。
オブジェクトというカタカナ語を知るためには、プログラミングなどで使われる他の専門用語を併せて知る必要があります。
それは上記で少しだけ触れた、「クラス」や「インスタンス」です。
プログラミング用語では「クラス」とは「設計図」を意味しており、「インスタンス」とは設計図を元に作った「実際のモノ」を表します。
クラスとは
クラスは設計図を表しているので、実際にモノになる前の段階です。
実際の設計図に限らず、頭の中に思い浮かべている状態もこの「クラス」に当てはまります。
インスタンスとは
設計図や頭の中に思い浮かべたものを、実際に現実のモノとしたものが「インスタンス」です。
設計図上や頭の中には描いていたものを、リアルなモノとして実現したものが「インスタンス」となります。
オブジェクトとの関係性
「オブジェクト」がなにを指すのかというと、これらのうちの「モノ」に当てはまるもの全てなのです。
つまり「設計図」もモノですし、「実際に出来上がったモノ」も「モノ」となるため、ここでいう「クラス」や「インスタンス」の全てが「オブジェクト」となっています。
つまりはプログラミングなどの専門用語のうち、「クラス」や「インスタンス」と呼ばれるものをひっくるめて「オブジェクト」と呼んでいるのです。
そのためオブジェクトは指し示す幅が広くなり、意味自体がややぼんやりした単語となっています。
「オブジェクト」の例文・用例
オブジェクトを使った例文・用例を紹介します。
●Javaはオブジェクト 指向の代表格と言えるプログラミングだと思う。
●プログラミングを学ぶつもりであればオブジェクト 指向の理解は必須だと言えるよね。
SNSでの「オブジェクト」の使われ方
「オブジェクト」の類義語
オブジェクトの類義語は、「アスペクト」です。
正確には「オブジェクト指向」に対する類義語で、オブジェクト指向と同じくプログラミングの専門用語となっています。
「アスペクト指向」はオブジェクト指向の弱みを補完する考え方となっており、オブジェクト指向の派生語として位置しているのです。
そうした理由や関係性から、オブジェクトに対する類義語としてあげることができるでしょう。
「オブジェクト」の対義語・反意語
オブジェクトの対義語は、「サブジェクト」です。
意味は、実体という意味です。
オブジェクトは何かしらの「モノ」を表していました。
それに大してサブジェクトは、実態としては出現しない「実体」を表しています。
方やオブジェクトは実際にできたモノを指しており、方やサブジェクトは現実には現れない実態を表しているのです。
そのためサブジェクトが、オブジェクトの対義語と言えるでしょう