「お布施」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-03-28

「お布施」の意味とは

お布施とは、グッズやイベントなどで推しに積極的にお金を使うという意味です。

「お布施」は本来は、「仏教でお寺などに納めるお金」のことを指す単語となります。

しかしこの本来の意味のほかに、お布施にはネットスラングとしての意味もあるのです。

このネットスラングとして使われる時の意味が、「自分の好きな作品やキャラなどにお金を使うこと」となっています。

基本的には自分の推し(支持している)アニメ作品やゲームに対して、その作品がこの先も続いていけるようにファンとしてお金を使うということです。

なぜならアニメ作品などは、経済的に儲けが出ない限り作品の作成を続けることができないからとなります。

好きな作品などを支持する、応援するために積極的にファンが使っていくお金と言い換えられるでしょう。

またアニメやゲームに限らず、スポーツ界や芸能界に対してもお布施という言葉は使うことができます。

更にゲームでいえば、アプリゲームなどでゲーム内課金をすることもお布施です。

「お布施」の語源

お布施の語源は、そのままで本来の意味の「仏教でお寺などに納めるお金」のお布施からきています。

ネットスラングのお布施と繋がらないと感じる方もいるかもしれませんが、仏教などに関してもある意味では自分が支持をしているものです。

また自分が支持をしている尊いものに対して、納めるお金をお布施と呼んでいます。

ここまで拡大解釈をすれば、ネットスラングのお布施とも繋がってくるのではないでしょうか。

ファンにとっては対象の作品などが自分の支持するものであり、その人にとっては尊いものなのです。

そのため推しの対象にお金を使うことは、尊いものにお金を納めることと同じと言えます。

こうした拡大解釈を経て、ネットスラングとしてのお布施が広まって使われるようになりました。

一見繋がりが見えない両者ですが、根本の意味するところまで考えると納得できる使われ方と言えるかもしれません。

「お布施」の中心はオタク女子

お布施は、オタク女子抜きでは語れない単語です。

ネットスラングのお布施といえば、対象の作品などのためにお金を捧ぐ熱烈なファンを思い浮かべるでしょう。

世間的にはマニアや、オタクと呼ばれる方が多く対象となっています。

実際に間違いではなく、こうしたオタクなどの人たちによって経済効果として結果の出ている事例は多々あるのです。

またオタクでお金を使うというと、なんとなく男性をイメージしてしまいがちかもしれません。

しかし実際のところでは、オタク女子と呼ばれる女性によるお布施によって生み出される経済効果が非常に大きいのです。

もともと女性の方が購買意欲が高いことも手伝ってか、オタクの中でもオタク女子の方の方が購買への意欲が高くなっています。

しかも女性の場合は目移りすることが少なく、一度ファンになるとなかなか離れないことも特徴とのことです。

近年では特にアニメ作品を中心に、女性ファンによる支持がその作品の継続に大きく関わっているという状況になっています。

お布施といえばオタクの方ですが、その中でも経済効果として注目されているのはオタク女子ということです。

お布施というネットスラングを知るにあたって、こうした内訳の事情も押さえておくとより理解が深まることでしょう。

「お布施」の例文・用例

お布施を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●作品が好き過ぎて公式にもっとお布施 したい。
●好きな子がライブするからお布施 しに行かなくちゃ。

SNSでの「お布施」の使われ方

「お布施」の類義語

お布施の類義語は、「献金」です。

意味は、ある目的に対して使ってもらうためにお金を差し上げることとなります。

お布施は何かグッズなどが欲しいという以上に、作品や活動などを続けてもらうために捧げるお金でした。

そのため作品や活動を継続するという目的のために、それに使ってもらうためのお金を差し上げているとも言い換えられます。

そのためお布施の類義語には、この献金が挙げられるでしょう。

「お布施」の対義語・反意語

お布施の対義語は、「礼金」です。

意味は、お礼の意味を込めたお金です。

お布施はお礼のために差し出すお金ではなく、お礼をもらうことが目的ではありません。

どちらかというと、もしお礼をもらうのであればお布施をした側と言えるでしょう。

目的の違いや立ち位置の違いから、お布施の対義語として挙げられるでしょう。