「ワンオペ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-03-28

「ワンオペ」の意味とは

ワンオペとは、「ワンオペレーション」の略で、本来一人では回せないような仕事を一人で回すという意味です。
主に育児や仕事のシーンで使われている言葉で、現代社会の深刻な状況を映し出している言葉とも言えます。

「ワンオペ」の語源

ワンオペの語源は、「one(ワン)」「operation(オペレーション)」です。

「ワンオペ」の社会的背景

最初に「ワンオペ」という言葉が登場したのは、2014年に某大手飲食チェーン店の深夜時間帯の運営が、一人勤務体制で行われていたことが発覚した時でした。
しかもケースによっては24時間を超える勤務を一週間以上続けていたこともあり、ブラック企業で店舗運営の何から何までも一人でこなす過酷な状況が社会的問題として取り上げられました。

そこから派生し、最近では共働き夫婦の子育てや介護に関しても、母親にばかり任せきりの「ワンオペ育児」や、「ワンオペ介護」などが話題になっています。

「ワンオペ」の問題点

ワンオペの大きな問題点は、「トイレに行けない」「トラブル対応できない」「休憩できない」「疲れがむやみにたまる」ことが挙げられます。
休みたい、トイレに行きたいと思っても、店内に従業員が自分しかいないのに持ち場を不在にするわけにはいきません。
また、お客とトラブルになった場合も、対応に気を取られていると他のお客の要望に応えられなくなってしまいます。
これは育児や介護でも同様で、目を離すことで起きるトラブルを回避するためには自分が我慢するしかなく、そうした閉塞感も心身が疲れる大きな原因となっています。

「ワンオペ」の解決策

ワンオペの解決策には、次のようなものが挙げられます。

人を雇う

お店に関しては、やはり増員をしてもらうしかないでしょう。
ぎりぎりで回そうとしても、人間は体調を崩すこともありますので、それを含めての配置を検討してもらいます。

機械化する

人間がやらなくても成り立つ作業は、機会を導入してもらえればその分仕事が軽減されます。
会計システムに関しては、様々な店舗で徐々に導入されているようです。

問題を見える化する

特に育児では、どんなことに困っているのかを書き出し、夫婦間で話し合うことが大切です。
言わないと伝わらないこともありますので、ゆっくり話すことでわかりあい、解決に向かうこともあります。

完璧にこなそうとしない

掃除は必ず毎日やる、ご飯は手作り…など、自分に完璧を課していると疲れてしまいます。
子育てや介護はそれだけで重責なのですから、その分手を抜けるところは割り切って手を抜くと気持ちが楽になります。
特に介護では、現状で自分の負担が大きいと感じるようなら、サービスの見直しもとても大切です。

悩みを話す

育児や介護では、特定の相手とばかり向き合ってしまい、そのこと自体が苦痛と感じる時もあります。
ですがたまには友人や悩みを話せる人に連絡を取り、話をしてみてはいかがでしょうか。
気持ちを口に出すだけでもとてもすっきりしますし、もしかすると良いアドバイスももらえるかもしれません。

「ワンオペ」の例文・用例

ワンオペを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●あんたを育てた頃にはワンオペ育児なんて当たり前だったからねえ。
●今日も俺ワンオペなんて困ります!

SNSでの「ワンオペ」の使われ方

「ワンオペ」の類義語

ワンオペの類義語はありませんでした。

「ワンオペ」の対義語・反意語

ワンオペの対義語・反意語はありませんでした。