「STK」とは？意味と例文が3秒でわかる！
「STK」の意味
STKとは、ストーカーという意味のネットスラングです。読み方も「ストーカー」です。
「STK」の語源
ストーカーの語源は、英語の「stalker」です。
「stalker」とは、こっそり追跡する人、（嫌がらせの電話をしたり・脅迫の手紙を送りつけたりなどの）しつこく嫌がらせをする人という意味です。
動詞「stalk」は、「〜に忍び寄る」という意味でその行為を表します。
一方、日本語では、その行為を、「ストーカー行為」と表現します。
なお、STKは「stalker」の略語ではなく、ストーカーのローマ字表記「sutøkå」の母音を省略したものです。ネット上特有の略し方になります。
「STK」に似た表現
ネット上にはSTKのような、ローマ字表記の母音を省略して作られた言葉が多くあります。
●「kwsk」とは、「詳しく」の略です。
●「ktkr」とは、「キタコレ」の略です。
●「gdgd」とは、「グダグダ」の略です。
●「itdk」とは、「言いたいだけ」の略です。
「STK」にあったら
日本でのSTKに対しては「ストーカー規制法」で規制しています。「つきまとい等」を繰り返す者には、警告を与えたり、逮捕したりもできます。
「つきまとい等」とは、ある人に対する恋愛感情や好意の感情、それが満たされなかったことに対する恨みの感情を充足する目的で、その人やその家族等に対しての行い指します。
警察署では、被害者を守ることを最優先に考えて相談体制を整えています。つきまとい等を受けたら、すぐに最寄りの警察署に相談すると良いでしょう。
ちなみに、「ストーカー規制法」は正式名称「ストーカー行為等の規制等に関する法律」です。つきまとい行為が殺人に直結してしまった桶川ストーカー殺人事件を機に、2000年5月24日に制定されました。
「STK」の事件例
ネット上でのSTKが問題となった事件を紹介します。
逗子ストーカー殺人事件
2012年11月6日、度重なるSTK被害のすえに、神奈川県逗子市で女性が殺害されました。被害者の女性は主に、連続メールによるSTK被害を受けていました。
当時のストーカー規制法では、連続電話や連続FAXを「つきまとい行為」として禁止しているが、連続メールについては規定されていなかったことが問題視されました。
この事件を契機に、2013年7月より、連続で電子メールを送る行為も「つきまとい等」に含まれるようになりました。
小金井ストーカー殺人未遂事件
2016年5月21日、東京都小金井市で発生した殺人未遂事件です。
当時芸能活動を行っていた20歳の大学生の女性を、ファンの男がTwitterなどのSNS上でSTKを繰り返したすえに、ライブハウスにてナイフで刺殺しようとし、重体に陥らせました。
この事件を契機に、個人ブログへのしつこい書き込みや、Twitter・LineなどのSNSに連続でメッセージを送る行為も、「つきまとい等」に含まれるようになりました。
「STK」の例文と用例
STKを使った例文と用例を紹介します。
●私の家の前にSTKがいます。どうしたらいいでしょうか。
●もういっそSTKしちまおうか。
SNSでの「STK」の使われ方
「STK」の類義語
STKの類義語はありませんでした。
「STK」の対義語・反対語
STKの対義語・反対語はありませんでした。