「テラ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「テラ」の意味
テラとは、単位となる数値の10の12乗倍の量を意味します。つまり1兆倍です。
テラは記号では「T」と表記します。
「テラ」の分類
テラは「国際単位系(SI)」においてSI接頭辞の一種に分類されています。
「接頭辞」とは、常に他の語の前に付いて用いられる語構成要素です。例えば、接頭辞であるテラは、「テラバイト」のように表記して使います。
「国際単位系」とは、世界共通で認識される単位の体系です。
国際単位系は、基本単位、組立単位、補助単位(SI単位)と、10進数に基づいて倍量・分量を表す接頭辞(SI接頭辞)の組み合わせによって表されます。
例えば、基本単位は7種類が規定されており、それぞれ、メートル(長さ)、キログラム(質量)、秒(時間)、アンペア(電流)、ケルビン(温度)、モル(物質量)、カンデラ(光度)です。
また、SI接頭辞には、10の24乗を表す「ヨタ」から、10の-24乗を表す「ヨクト」まで、20種類が定義されています。
なお、国際単位系の略称「SI」は、フランス語の「Le Système International d’Unités」が由来です。
「テラ」の普及
テラは、「テラバイト(TB) 」のような使い方で、主にハードディスクやストレージなどの容量を表す際の数値に用いられます。1TB= 1兆バイトです。
2000年代は、テラという数値は非常に大きく、演算処理を行うサーバーのHDDの合計容量などでしか使用されない単位でした。
しかし、2010年代に入ると、家庭用の電子的記録機器でも、テラの容量を扱うものが出回り始めます。
現在では、むしろギガは容量が少ないという印象になってきています。
ネットスラング「テラ」
ネット上において、テラは、「すごく、とても」を意味する言葉です。その数値の大きさから、強意の接頭辞とし意味を持ちました。
代表的なのは、「テラワロス」や、「テラ子安」です。
「ワロス」 とは、「笑える」「笑わせてくれる」 といった意味のネットスラング です。ときに、大きな単位の接頭辞がついて使用する場合があります。
例えば、「ギガ」(10の9乗 = 10億倍) や、「テラ」を頭につけて、「ギガワロス」 や、「テラワロス」 などとの表現です。
その単位が大きいほど、「もの凄く笑える」「とても笑える」という意味が強調された言葉になります。
「テラ」の例文・用例
テラを使った例文・用例を紹介します。
●1TBなら、127時間も録画できるようだ。
●クラウドストレージなら2テラバイト使用できる。
SNSでの「テラ」の使われ方
「テラ」の類義語
ギガ | 10の9乗倍 | 10億 |
メガ | 10の6乗倍 | 100万 |
キロ | 10の3乗倍 | 1,000 |
ヘクト | 10の2乗倍 | 100 |
センチ | 10の-2乗倍 | 0.01 |
ミリ | 10の-3乗倍 | 0.001 |
マイクロ | 10の-6乗倍 | 0.000 001 |
ナノ | 10の-9乗倍 | 0.000 000 001 |
「テラ」の対義語・反対語
テラの対義語はありませんでした。