「ヤバ杉内」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ヤバ杉内」の意味とは
ヤバ杉内とは、「やば過ぎる」を意味するネットスラングです。
危険な状態または最高な状態を指す「やばい」と元プロ野球選手の「杉内俊哉」投手の苗字をかけ合わさった造語です。
「ヤバ杉内」の「~杉内」は「~過ぎる」を意味します。
また、名前を省略せず「ヤバ杉内俊哉」と言う人も稀にいます。
本来「2ちゃんねる」の板の一つである「なんでも実況J(なんJ)」内で流通していた言葉でしたが、現在はSNSなどネット一般で用いられることも多いです。
語源となっている杉内投手や野球とは一切関係のない状況にも使うことができ、「非常事態宣言とかヤバ杉内」「ヒカキンのYoutubeの登録者数ヤバ杉内」などと表現します。
「ヤバ杉内」の読み方は「やばすぎうち」または「やばすぎない」ですが、前者の読みで使われるのが一般的です。
ちなみに、「怖杉内(怖過ぎる)」「面白杉内(面白過ぎ)」といった具合に、「杉内」を「やばい」以外の形容詞と掛け合わせる場合もあります。
このような派生パターンについては、後ほど詳説します。
「ヤバ杉内」の由来
前述した通り、「ヤバ杉内」は元プロ野球選手で読売ジャイアンツに所属していた「杉内俊哉」投手が由来になっています。
ではそもそも、なぜ杉内投手の苗字が用いられるようになったのでしょうか。
杉内投手は、メジャーリーグでも活躍した松坂大輔と同期の選手です。
すでに2018年のシーズン終了を機に現役を引退していますが、現役時代には多くのタイトルを獲得した球界を代表する投手の一人でした。
もともと福岡ソフトバンクホークス所属の選手でしたが、2011年12月に読売ジャイアンツに移籍し、4年総額20億円という大型契約を結んだことでも知られています。
その後、日本の野球史で初となる「高校野球の全国大会」と「プロ野球」の両方でノーヒットノーランを達成するなど、数々の偉業を成し遂げました。
このように「やばいぐらい凄い」投手であり、かつ「やば過ぎる」と語呂が良かったことから「ヤバ杉内」と表現されるようになった可能性が高いです。
「ヤバ杉内」の派生パターン
「ヤバ杉内」は「やばい」と「杉内」をかけ合わせた造語ですが、他にも「〇〇杉内(~過ぎる)」といった表現が可能です。
「ヤバ杉内」から派生した様々な「〇〇杉内」のパターンと用例を紹介します。
・面白杉内(面白過ぎる)
用例:今回のM1出場者みんな面白杉内
・酷杉内(ひど過ぎる)
用例:肌荒れが酷杉内
・寒杉内(寒過ぎる)
用例:寒杉内なので、外に出たくない
・悪杉内(悪過ぎる)
用例:弱者に詐欺を働くなんて悪杉内だな
・怖杉内(怖過ぎる)
用例:近所で一家惨殺事件とか怖杉内でゾっとする
・凄杉内(すご過ぎる)
用例:まだ若いのに日本一とか凄杉内
・高杉内(高過ぎる)
用例:議員一人当たりの歳費が高杉内
・うざ杉内(うざ過ぎる)
用例:バイトの店長うざ杉内
・多杉内(多過ぎる)
用例:渋谷の人通りは多杉内
・眠杉内(眠過ぎる)
用例:徹夜してゲームしてたから眠杉内
野球選手が由来のスラングは他にもある?
杉内投手のようにスラングとして名前が使われている野球選手は他にもいます。
例えば、アメリカのメジャーリーグで活躍したロジャー・クレメンス選手の「クレメンス」を用いて「教えてクレメンス」のように使うことがあります。
「クレメンス」と「~してくれ」の語呂が似ていることから、人に何かを要求する時に「〇〇クレメンス」と使用されるようになりました。
また、「画像を貼ってくれ」という意味の「画像をハレデイ」というスラングもあります。
これは、同じメジャーリーガーのロイ・ハラデイ氏が由来となっている造語です。
ネット掲示板やSNSなどで「画像を貼ってほしい」「画像をアップロードしてほしい」時などに使用されることが多いです。
「ヤバ杉内」の例文・用例
ヤバ杉内を使った例文・用例を紹介します。
●無駄遣いし過ぎて、今月の出費ヤバ杉内。
●ガチャ運ヤバ杉内俊哉。
SNSでの「ヤバ杉内」の使われ方
「ヤバ杉内」の類義語
ヤバ杉内の類義語は、「やばたん」「やばたにえん」です。
「やばたん」は、「やばい」という意味のネットスラングです。
「やばたにえん」は、「やばい」や「すごい」という意味の若者言葉です。
「ヤバ杉内」の対義語・反意語
ヤバ杉内の対義語・反意語はありませんでした。