「アングロアラブ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-11-01

「アングロアラブ」の意味とは

アングロアラブとは、アラブ種とサラブレッドの混血種である馬のことです。「アア」と略されます。

「アングロアラブ」の定義

アングロアラブを構成する「アラブ種」とは、アラビア半島が起源の歴史のある馬の品種のことで、サラブレッドをはじめ様々な馬の品種改良の原種となっています。サラブレッドよりも小柄で速力は劣りますが、耐久性に優れ、気性も落ち着いている傾向にあります。

「サラブレッド」はアラブ種を元にイギリスで競走用に品種改良された馬の品種です。アラブ種よりも体格がよく、速く走れることを追求した品種になります。美しく速く走れる反面、ケガをしやすく気性が荒いというデリケートな側面もあります。

アングロアラブはその2種の馬を掛け合わせることによって、アラブ種の持つ頑丈さや温厚さ、サラブレッドのもつスピードを合わせ持った馬を生み出す目的で品種改良された馬になります。
日本の競馬で「アングロアラブ」に該当するには、アラブ血量が25%以上必要です。

「アングロアラブ」の現在

アングロアラブは純粋なサラブレッドに速力は劣るものの、丈夫で管理も比較的容易なことなどから、戦後の日本競馬ではとても重宝されてきました。
しかし次第にサラブレッドの生産頭数が伸びていくにつれ、競馬の主役がサラブレッドに移行していき、アングロアラブの頭数は減っていくこととなります。

かつてはアラブ系の馬のみで構成された競走も盛んでしたが、2009年までに全てのアラブ系限定競走が廃止されています。今後もサラブレッドと一緒に出走することは可能ですが、2013年に「レッツゴーカップ」というアングロアラブの競走馬が引退したことで、出走できるアングロアラブ競走馬はいなくなったとされています。

「アングロアラブ」の例文・用例

アングロアラブを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●この毛並とこの体格、アングロアラブの馬ですね。
●昔はアングロアラブの競走馬がたくさんいたんだね。

SNSでの「アングロアラブ」の使われ方

「アングロアラブ」の類義語

アングロアラブの類義語は、「アラブ系種」です。
アラブ種とアングロアラブなどをまとめてこのように呼ぶことがあります。

「アングロアラブ」の対義語・反意語

アングロアラブの対義語は「テンプラ」です。
アラブ血量を偽り、アングロアラブとして登録されたサラブレッド系種の俗称です。