「ブラントカット」とは？意味と例文が３秒でわかる！

2022-07-11

「ブラントカット」の意味とは

ブラントカットとは、髪の毛を切り揃えるヘアカット技法のことです。

最も基本的な技法の一つで、毛先が一直線上に揃うのが特徴です。

ブラントカットはイギリスで体系化された技法ですが、日本でも「おかっぱ」という名称で古くから親しまれています。

ブラントは英語で「blunt」と表記し、「鈍い」「無遠慮な」といった意味があります。

毛先の長短がバラバラにならないため、まとまりを生かしたヘアスタイルに適しています。

一般的に、髪を適度に濡らしてから行われ、一つのパネル、またはブロックに対してハサミを水平に入れてカットします。

どの方向から見ても直角の切り口にしなければならず、少なくとも「後ろ」「横」の２方向から確認しながら施術する必要があります。

ブラントカットによる毛先の切り口は面積が小さいため、ダメージが少なく、またスタイルも崩れにくいとも言われています。

一方、やや重めな印象になるため、ボブやショート、ワンレングス等のヘアスタイルと愛称が良いです。

前述の通り、古くからある技法ですが、昨今では海外セレブや有名人を中心に「ブラントカット」が流行しています。

カット技法で最も一般的だと言われているのが、髪に段差を設ける「レイヤーカット」です。

レイヤーカットが軽やかで明るい印象がある一方、ブラントカットはクールでミステリアスな雰囲気を作り出すことができます。

また、ブラントカットを施すと毛先が外側に跳ねるため、自然な「明るさ」や「親しみやすさ」を演出することも可能です。

ブラントカットと言えば「ショート」「ボブ」などのヘアスタイルに用いられることが多い印象でしたが、昨今ではミディアムやロングにもブラントカットを施すのがトレンドになって来ています。

また、ダークカラーと合わせれば「アジアン」風に、明るめに仕上げれば「軽やかさ」を加えることもできます。

ショートやボブの場合、ブラントカットは丸顔を強調してしまったり、毛量が少ないと寂しげな印象を与えてしまったり、といったデメリットもあります。

このケースでは、一般的にふんわりとしたパーマを施すことで輪郭をぼかしたり、ボリュームを出すことができます。

一方、髪の毛が広がりやすかったり、まとまりにくく感じる場合は、ストレートやウェーブを付けてもらうと良いかもしれません。

また、ブラントカットは良し悪しがシルエットにはっきりと出るため、誤魔化しが効かないヘアスタイルでもあります。

一歩間違えると古臭い印象になりかねないため、信頼できる美容師に注文するのが適切です。

ブラントカットを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ベースをブラントカットで仕上げる。
●気分を変えてブラントカットで切り揃えてみた。

ブラントカットの類義語は、「おかっぱ」です。

おかっぱとは、前髪を眉の上で、側面と後ろの髪を肩の上で切り揃えた、日本古来の髪型の一つです。

ブラントカットの対義語は、「チョップカット」です。

「ブラントカット」が垂直に伸びる毛先を水平にハサミを入れるのに対して、「チョップカット」は垂直に入れて自然なラインを作ります。