「シニカル」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「シニカル」の意味とは
シニカルとは、皮肉な態度を取る様子、冷笑という意味です。
カタカナ語としては「シニカルな笑い」、「シニカルな表情」、「シニカルな雰囲気」、「シニカルな態度」など「シニカルな〇〇」という使われ方が一般的です。
シニカル単体で使う単語ではなく、シニカルとそれを表す何かしらの単語と組み合わせて使うことが一般的です。
ちなみにこの中の「シニカルな笑い」についてが、冷笑の意味として最も近くつかわれています。
「シニカル」の語源
シニカルの語源は、英語の「cynical」です。
さらに英語の「cynical」の語源は、ギリシア語の「kynikos」となっています。こちらの「kynikos」の意味は、「犬のような」になります。ニュアンスとしては「犬のように物乞いする人間を馬鹿にすること」です。
この言葉が使われたのは「キュニコス派」と呼ばれる思想で、社会に対して冷めた態度の臨テツガク思想となります。
社会に対して冷めた態度で臨む哲学思想が元であるために、シニカルには「皮肉」というニュアンスを強く含むこととなっているのです。
「シニカル」のアイロニカルの違い
シニカルは、アイロニカルと間違われやすい単語です。
アイロニカル自体は聴き慣れないかもしれませんが、アイロニカルという単語にも皮肉的な意味があります。
そのためシニカルと、アイロニカルを同じようにして間違えて使われていることが散見されるのです。
シニカルはよりネガティブな意味合いを込めた、皮肉というニュアンスで使われます。
一方のアイロニカルは同じく皮肉であっても、ユーモアのために相手の意図することと反対のことを言うという意味です。
同じ皮肉という意味を持ちますが、ネガティブなものがユーモアのためかにニュアンスの違いがあります。
いずれかを使う際には、誤用のないように注意をしましょう。
「シニカル」の例文・用例
シニカルを使った例文・用例を紹介します。
●わたしの上司はシニカル な表情でわたしを見つめてきた。
●世間へのシニカル な態度は自分へのコンプレックスの現れだ。
SNSでの「シニカル」の使われ方
「シニカル」の類義語
シニカルの類義語は、「斜に構える」です。
意味は、世間などに対して皮肉やからかいなどの態度で臨むむことです。
皮肉な態度を有する言葉なので、シニカルの不意義ことしてあげられます。皮肉な態度の意味で使われることがほとんどですが、時には改まった態度で身を構えるという意味で使われることもあります。
斜に構えるには、複数の意味が存在しているため使い分けには注意が必要です。
「シニカル」の対義語・反意語
シニカルの対義語は、「世辞」です。
意味は、相手の機嫌を取るために思ってないことを言うです。
カタカナ語でのシニカルには、皮肉というニュアンスが強く込められています。そのため皮肉に対しての対義語にあたる、このは世辞という言葉がシニカルにとっても対義語として挙げられます。