「ドッピエッタ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ドッピエッタ」の意味とは

ドッピエッタとは、サッカーで一度の試合で同じ選手が2得点決めることです。

主にイタリアで用いられているサッカー用語です。

イタリア語の綴りは「dippietta」で、数字の「2(ダブル)」を意味する「ドッピオ(doppio)」を由来とします。

日本のサッカーで用いられるケースは滅多にありません。

ただし、イタリアのサッカーに関するニュースや解説等で使われることがあります。

イタリア以外でドッピエッタに相当する言葉として、ドイツでは「ドッペルパック(doppelpack)」、スペインでは「ドブレーテ(doblete)」、フランスでは「ドゥーブレ(double)」と表現されます。

ちなみに、日本ではドッピエッタと同じ意味の表現はありませんが、一度の試合で3回ゴールを決める用語として「ハットトリック」があります。

また「ハットトリック×2回=6回」決めることを「ダブルハットトリック」などとも言います。

「ドッピエッタ」が話題になった出来事

ドッピエッタが話題に上ったサッカーのニュースを紹介します。

5月22日に行われたイタリアのサッカーチーム『ACミラン』と『USサッスオーロ』の試合において、ACミランが3-0で快勝しました。

うち最初の2得点をオリヴィエ・ジルーが勝ち取り「ドッピエッタ」となりました。

また、8月21日に行われた『SSCナポリ』と『ACモンツァ』の試合でもドッピエッタが達成されました。

開始早々、ナポリはキム・ミンジェが鋭いヘディングシュートを放つ等、前半からモンツァを圧倒し続けます。

35分にはナポリのクヴィチャ・クワラツヘリアが1点目を先制。

さらに、追加タイム2分でヴィクター・オシムヘンが2点目を決めます。

3点目でドッピエッタを決めたのは62分、クワラツヘリアでした。

最終的な結果は4-0でナポリの圧勝となりました。

直近では『ASローマ』対『ACモンツァ』の試合でも、見事なドッピエッタが放たれました。

3-0で勝利したのはジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマで、うち2得点を決めたのはパウロ・ディバラです。

ディバラはローマに移籍してから初めての試合に臨み、素晴らしい活躍を遂げました。

「ドッピエッタ」以外のイタリアのサッカー用語

イタリアのプロサッカーリーグである「セリエA」は日本でも人気があるため、報道やファンの間で、しばしば現地の用語が使われることがあります。

ドッピエッタ以外のサッカー用語として、主に以下のような表現があります。

・トリプレッタ(tripletta):一度の試合で同じ選手が3得点決めること
・カテナチオ(catenaccio):守備に重きを置く戦術
・ レジスタ(regista):守備に重きを置くミッドフィルダー
・リベロ(libero):臨機応変に守備する選手
・バンディエラ(bandiera):チームの中心となる選手
・フェノーメノ(fenomeno ):怪物(と形容されるほどすごい選手)

「ドッピエッタ」の例文・用例

ドッピエッタを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●期待の新人がドッピエッタを決める活躍を見せた
●GKが相手FWのドッピエッタを阻止した。

SNSでの「ドッピエッタ」の使われ方

「ドッピエッタ」の類義語

ドッピエッタの類義語は「ドッペルパック」「ドブレーテ」「ドゥーブレ」です。

どれもドッピエッタと同じ意味で、左から順にドイツ、スペイン、フランスでの呼称です。

「ドッピエッタ」の対義語・反意語

ドッピエッタの対義語・反意語はありませんでした。