「フルカウント」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「フルカウント」の意味とは
フルカウントとは、野球でスリーボール、ツーストライクがカウントされている状況のことです。
次の投球によってフォアボールになるか、三振になるかが決まります。
攻守ともに命運を左右する場面なので、観客やファンにとって緊張感のあるプレイを楽しめる瞬間です。
ただし、打球がファウルボールになった場合は、フルカウントの状態で打ち直しです。
「フルカウント」の事例
野球でフルカウントになった具体的な事例を紹介します。
まず、22年7月14日に行われた日本ハムと楽天との一戦です。
5回まで両者ともに無得点でしたが、1死二、三塁で日本ハムにチャンスが訪れます。
宇佐見がフルカウントからセーフティスクイズ(※)を成功させて、先制点を取りました。
(※セーフティスクイズとは、三塁走者がバントの打球を確認してから走塁すること)
さらに続く石井が2死三塁から5号2ランを放ち、一気に優勢に。
守備も固く無失点のまま8回で3得点を奪い、6-0で日本ハムが勝利しました。
7月22日に行われた阪神とDeNAの試合でも、フルカウントの緊迫したシーンを観ることができます。
3点リードの7回で阪神の新助っ人選手、アデルリン・ロドリゲスが代打で出場。
フルカウントで命運を分ける一球を見事に捉え、2点二塁打を奪いました。
来日初打席にして、この活躍ぶりに阪神ファンも歓喜に包まれました。
7月30日に行われた広島と中日の一戦でも、フルカウントからの急展開が観客を沸かせました。
4回で1死一、二塁とランナーが溜まっている中日は4番ビジエドが打席に立ちます。
フルカウントで空振り三振を取られたものの、塁に出ている大島と阿部が盗塁に成功し、二、三塁となりました。
続く木下のショートライナーにより、残念ながらこの回の得点はありませんでしたが、フルカウントからの今季初のダブルスチールにSNSでも喜びの声があがりました。
野球伝来150周年を記念して8月1日に行われた『プロアマ記念試合』では、投手がフルカウントから討ち取るシーンを観ることができます。
U-23NPB選抜の中日・根尾昴はプロ初の先発出場でしたが、1回を三者凡退に抑える活躍を見せました。
まず、大学・社会人選抜の早大・蛭間が打席に立ち、フルカウントから中飛でアウトを取りました。
さらにホンダ熊本・丸山を三振、続くNTT西日本・泉口を二ゴロで仕留めました。
ちなみに根尾が先発で出場するのは大阪桐蔭時代から1400日ぶりのこと。
プロ入りを果たしてから初めての経験でしたが、1奪三振の好投を発揮しました。
「フルカウント」の例文・用例
フルカウントを使った例文・用例を紹介します。
●2アウトでフルカウントの状況に、思わず唾をのむ。
●フルカウントからの満塁ホームランに観客席が沸く。
SNSでの「フルカウント」の使われ方
「フルカウント」の類義語
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「フルカウント」の対義語・反意語
フルカウントの対義語・反意語はありませんでした。