「ファウルチップ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ファウルチップ」の意味とは
ファウルチップとは、バッターが打ったボールが後ろに逸れ、直接キャッチャーが捕球したものという意味です。
「ファウルチップ」の定義
「ファウルチップ」と定義されるのは、投球が①バッターがバットで打ったりかすったりしている②最初にキャッチャーの身体や用具に触れている上で、地上に落ちる前にキャッチャーが捕球したものになります。
2021年1月にルールが改正されるまでは、②を「キャッチャーの素手やミット」に当たったものと限定していましたが、現在では身体のどこかや、ミットに限らずマスクやプロテクターなどいずれかの用具に当たっていればファウルチップと認められるようになっています。
「ファウルチップ」のルール
バッターが打った球がファウルチップになった場合は、ストライクと判断されます。そのため、それが3回目のストライクであれば三振となり、バッターはアウトとなります。
ファウルチップのルールを設けるのは、フライの捕球と区別する目的です。
フライとはバッターが空高く打ち上げた打球のことで、一度も地面につくことなくキャッチャーや野手に捕球されるとバッターはそのままアウトになります。
この場合ランナーには「リタッチの義務」が課され、元々いた塁に一度戻ってタッチしなくてはなりません。そのままその塁にとどまるか、再度次の塁に進むかは状況次第ということになります。
ファウルチップは、遠くにいるランナーから見ると「空振り」と誤認しやすいため、もしフライと同様のルールを設けてしまうと、ファウルチップと空振りを間違えてリタッチせずに進塁してしまう恐れがあります。これではランナーに不利になってしまうため、フライとファウルチップを区別しているのです。
「ファウルチップ」の例文・用例
ファウルチップを使った例文・用例を紹介します。
●今の打球はキャッチャーがとってファウルチップになりました。
●さっきのファウルチップは痛そうだったね。
SNSでの「ファウルチップ」の使われ方
「ファウルチップ」の類義語
ファウルチップの類義語は、「ファウル」です。
打球がフェア地域に入らなかったものは全て「ファウル」や「ファウルボール」となります。ファウルチップのように後ろに逸れた打球も、キャッチャーが捕球しなかったものはファウルになります。
「ファウルチップ」の対義語・反意語
ファウルチップの対義語・反意語はありませんでした。