「インスウィング」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「インスウィング」の意味とは
インスウィングとは、サッカーでボールがゴールの方向に曲がるようにキックするテクニックのことです。
「インスウィング」または「インスイング」とも表記されます。
ボールに回転を付けることによって、様々なポイントからキックしてもゴール周辺に向かうよう飛ばすことができます。
インスイングによって直接ゴールを狙うこともあれば、ゴール周辺にいる味方の選手にボールを送ることで得点のチャンスが広がります。
インスウィング等の回転をかける手法は球筋が安定するため、しばしばコーナーキック(CK)やフリーキック(FK)で行われることが多いです。
ちなみにCKでインスウィングをすることを特別に「インスウィングコーナー」と言います。
「インスウィング」と「アウトスウィング」の違い
インスウィングはボールをゴールに近づけるテクニックですが、逆にゴールから遠ざけるようにボールを回転させるテクニックを「アウトウィング」と言います。
インスウィングもアウトスウィングも基本的な技術は同じです。
ボールはキックする足の逆方向に曲がります。
例えば、右足で蹴ると左方向に、左足なら右方向に…という具合にです。
すなわち、右サイドから右足でキックすればアウトスウィングになりますし、逆に左足ならインスウィングになります。
このように、どの位置からどの足でキックするかによって「インスウィング」になるか「アウトスウィング」になるか変わってくるわけです。
「インスウィング」が行われた昨今の試合
インスウィングは特別珍しいプレイではなく、サッカーの試合では頻繁に行われています。
この章では、直近で行われた試合の中でインスウィングが行われたシーンを紹介します。
以下2例を挙げることができます。
・22年6月3日に行われた『全国高校サッカーインターハイ』沖縄予選・準決勝(那覇西vs那覇)
・22年6月18日に行われた『明治安田生命J1リーグ 』第17節(サンフレッチェ広島vsセレッソ大阪)
まず、6月3日に行われた『全国高校サッカーインターハイ』沖縄予選・準決勝における那覇西高校と那覇高校との試合を紹介します。
両校とも県内における強豪校として知られ、那覇西は2018年、那覇は前年度の優勝者です。
雷雨の影響により試合開始の遅延や一時中断を挟みつつ、両者とも得点を得られずに前半が終了しました。
後半戦も一進一退で互角のままアディショナルタイムに突入したところ、那覇西の左SBの比嘉隼が左CKからインスウィングを放ちました。
さらにCB屋富祖昂輝がインスウィングを頭で受けてゴールを決め、2-1で那覇西が勝利しました。
次に、22年6月18日に行われた『明治安田生命J1リーグ 』第17節におけるサンフレッチェ広島とセレッソ大阪の試合を紹介します。
前半は両者得点が生まれずに後半に入ると、まず54分にC大阪のブルーノ・メンデスがネットを揺らしました。
ホームでの試合に負けられない広島はさらに攻勢を強め、72分に野津田岳人が右サイドからインスウィングを放ちました。
そのままゴールに向かうものの、C大阪のGKキム・ジンヒョンに阻まれてしまいました。
このシーンでゴールは決まりませんでしたが、この後78分と85分に広島のゴールラッシュが続き、2-1で逆転勝利を納めました。
「インスウィング」の例文・用例
インスウィングを使った例文・用例を紹介します。
●インスウィングでフォワードにボールを送る。
●左サイドから右足でインスウィングをする練習をする。
SNSでの「インスウィング」の使われ方
「インスウィング」の類義語
インスウィングの類義語はありませんでした。
「インスウィング」の対義語・反意語
インスウィングの対義語は、「アウトスウィング」です。
アウトスウィングとは、ゴールとは逆方向にボールを曲げるテクニックのことです。