「カウンターアタック」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「カウンターアタック」の意味とは
カウンターアタックとは、サッカーで攻め込まれていたチームがボールを奪って、相手チームの守備が整っていない隙に、ゴール付近までボールを持っていく戦術のことです。
元は軍事戦術の一種で、防御側が敵部隊を撃破すること、または敵に占領された場所を取り戻すための攻撃のことです。
「反撃」や「逆襲」が日本語訳として当てられることが多く、サッカー用語の「カウンターアタック」にもそのようなニュアンスが含まれています。
サッカー以外にも、格闘技やモータースポーツなどの競技において幅広く用いられている言葉です。
サッカーにおける「カウンターアタック」
前述の通り、サッカーにおける「カウンターアタック」とは、攻めてくる敵からボールを奪い取って、速やかに攻勢に転じることです。
相手チームが自陣に深く入り込んでいればいるほど、相手チームの陣地の守備は手薄になっている可能性が高いです。
そのため、カウンターアタック時には、難なくゴールまで突破できてしまうケースも多いです。
現に、サッカーで得点されたゴールの約35%はカウンターアタックによるもの(※)と言われているほど、有効性が高い戦術です。
(参考:https://spojoba.com/articles/427)
ただし、相手の守備が帰ってくるまでに、すみやかにボールを運ぶ必要があるため、ある程度のスピードや技術力が要求されます。
また、カウンターアタックに対する防衛側の戦術として「ディレイ」が定石だと言われています。
(※ディレイとは、あえてボールを奪いに行かずにパスラインを塞いで、守備選手が戻ってくるまでの時間を稼ぐ戦術のことです。)
昨今で「カウンターアタック」が行われた試合
昨今のサッカーの試合の中でカウンターアタックが行われた事例を紹介します。
まず、『U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022』において、8月17日に行われた日本と米国による試合でカウンターアタックが放たれました。
敵陣でボールを奪い取った日本・松窪がカウンターアタックによって先制点を取りました。
この試合で日本は米国に快勝し、3連勝で1次リーグを突破しました。
また、8月7日に行われた「横浜F・マリノス」と「川崎フロンターレ」との試合でも、鮮烈なカウンターアタックを観ることができます。
最初に先制点を取ったのは川崎のレアンドロ・ダミアンでしたが、45分+3分でマリノスの仲川輝人がカウンターアタックを決めて同点に持ち込みました。
しかし、アディショナルタイムの川崎・ジェジエウによるゴールによって、マリノスは敗北してしまいました。
サッカー以外の「カウンターアタック」
前述の通り「カウンターアタック」は他のスポーツでも用いられている言葉です。
例えばボクシングにおいて、相手のパンチが当たる前に(あるいは避けながら)自分のパンチを当てることをカウンター攻撃(カウンターパンチ)と言います。
また、プロレスでも相手の技・動作を利用する技の総称としてカウンターアタックが使用されています。
「カウンターアタック」の例文・用例
カウンターアタックを使った例文・用例を紹介します。
●鋭いカウンターアタックで相手の隙を突いた。
●カウンターアタックを意識するあまり、守りに入ってしまった。
SNSでの「カウンターアタック」の使われ方
「カウンターアタック」の類義語
カウンターアタックの類義語はありませんでした。
「カウンターアタック」の対義語・反意語
カウンターアタックの対義語・反意語はありませんでした。