「キャリーオーバー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-02-04

「キャリーオーバー」の意味とは

キャリーオーバーとは、くじや賞金付き投票券などで、当たりが出なかった場合に、賞金が次回に持ち越され、次回の賞金が高額になる方式という意味です。また、持ち越された賞金をさします。

「キャリーオーバー」の語源

キャリーオーバーの語源は、英語の「carryover」です。
意味は「持ち越されたもの」「繰り越し」です。

「キャリーオーバー」の特徴

くじでは、一般的に必ず当たりが出るように作られるが、競争の勝者を当てたり、ある特定の数字の組み合わせを当てたりするようなくじでは、当たりが1本も出ないことがあり得ます。

当たりが1本も出なかった場合、当選金額が誰にも配当されないまま残ることになります。
また、当選金額に上限がある場合では、当たりの数が少ないと、賞金が余ることになります。

そのような場合に、次回のくじにその賞金の余りを繰り越すことを、キャリーオーバーといいます。

「キャリーオーバー」の英語表現

英語では、「a carryover」と表します。
―There is a huge carry-over pool because there hasn’t been a winner for three years.(過去3年間、当選者がいなかったので莫大な額のキャリーオーバーがある。)

また、会計学などで「繰り越し」の意味がある「rollover」(ロールオーバー)と表すこともあります。イギリスのキャメロット宝くじ会社が主催する「Lotto」というくじでは、「rollover」と表現しています。

「キャリーオーバー」がある日本のくじ

キャリーオーバーの制度があり、当選金が繰り越されるくじには以下のようなくじがあります。
・スポーツ振興くじの「BIG」
・数字選択式宝くじの「ロト6」「ロト7」
・競輪やオートレース、競馬などの公営競技

このうち、1等の上限金額がもっとも高額なのは、ロト7の上限10億円です。

「キャリーオーバー」の別の意味や使われ方

キャリーオーバーは他にもさまざまな意味があります。
・ 繰り越すこと。帳簿で、繰越金。
・ 原材料には含まれるが、使用した食品には微量で効果が出ないために、食品添加物表示が免除される成分のこと。せんべいなどの米菓に使われる醤油の保存料など。
・ 航空機などの整備を先送りにすること。
・ 新製品の製作において、一部に旧型の部品を使うこと。
・ 小児期にかかった病気やその後遺症の治療を大人になってからも続けること。
・ ゴルフで、引き分けたホールの勝負を次のホールに持ち越すこと。

「キャリーオーバー」の例文・用例

キャリーオーバーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

キャリーオーバーがあるため、次回の賞金は高額になる。
キャリーオーバーで、1等賞金5億円のチャンスがある。

SNSでの「キャリーオーバー」の使われ方

「キャリーオーバー」の類義語

キャリーオーバーの類義語はありませんでした。

「キャリーオーバー」の対義語・反意語

キャリーオーバーの対義語・反意語はありませんでした。