「レフトフィールダー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「レフトフィールダー」の意味とは
レフトフィールダーとは、ホームベースからセンターを見た時、主に左側を守備範囲とする外野手のことです。
縮めて「レフト」と呼称される場合や、「左翼手」と漢字表記されるケースも多いです。
英語圏での呼称も「Left fielder」で、度々「LF」と省略されることがあります。
具体的には、ショート(遊撃手)の後方を定位置とし、レフトのファウルゾーンからセンター(中堅手)までをカバーリングします。
ちなみに、スターティングメンバーの背番号がポジションと関連付けされる高校野球において、レフトフィールダーには背番号「7」が割り当てられます。
「レフトフィールダー」の主な役割
高校野球やプロ野球において、打者はまず走者を進ませることを優先するため、後半の塁にほど遠い右方向に打つことが多いです。
また、左方向に飛んできた球を処理しなければならない場面でも、三塁の近くに位置するポジションであることから、遠くの塁に投げる機会も頻繁にあるわけではありません。
そのため、他の野手に比べてレフトフィールダーが活躍できるチャンスは少ないと言われています。
このような性質を持つことから、レフトフィールダーには右翼手ほど肩の強さを求められることはなく、比較的、守備能力が高くない選手が任命されることが一般的です。
ただし、右打者が打ち上げたフライは確実にキャッチする必要があり、この位置でボールを取りこぼしてしまうと相手に得点を許しかねません。
レフトに飛んできた打球を素早く送球して、なるべく走者の進塁を最小限に抑えられる守備能力は最低限、持っていることが望ましいでしょう。
また、センターやショート、サード等の近辺の守備に対するバックアップもレフトフィールダーの大切な役割です。
「レフトフィールダー」が話題になった出来事
前述の通り、レフトフィールダーは他の野手に比べて活躍する機会が少ないです。
そのため、レフトフィールダーのレギュラー選手からゴールデングラブ賞が選出されるケースも滅多にありません。
一方、レフトフィールダーが取り沙汰される場面として「レフトゴロ」があります。
レフトゴロとは、レフトフィールダーによって処理された球で走者がアウトになることです。
強肩選手の多い右翼手によるライトゴロでも極めて稀であり、レフトゴロはさらに前例が少なく、ハプニングでない限り発生しない珍事として注目されることがあります。
例えば、平成最後となる読売ジャイアンツと中日ドラゴンズの試合でのレフトゴロは有名です。
初回で巨人・石川慎吾がレフトに放った打球がフェンスに当たり、跳ね返ったところを中日・伊藤康祐がキャッチしました。
この時、一塁走者だった岡本和真は直接捕球と判断して帰塁してしまい、そのまま二塁に送球されてしまってアウトとなり「レフトゴロ」と判定されました。
「レフトフィールダー」の例文・用例
レフトフィールダーを使った例文・用例を紹介します。
●草野球でレフトフィールダーを任された。
●レフトフィールダーからの送球でアウトとなった。
SNSでの「レフトフィールダー」の使われ方
「レフトフィールダー」の類義語
レフトフィールダーの類義語は、「左翼手」「レフト」です。
左翼手、レフトともにレフトフィールダーの別称です。
「レフトフィールダー」の対義語・反意語
レフトフィールダーの対義語は、「ライトフィールダー」です。
ライトフィールダーとは、ホームベースからセンターを見た時、主に右側を守備範囲とする外野手のことです。「ライト」「右翼手」とも呼ばれます。