「モラル」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-12-25

「モラル」の意味とは

モラルとは、道徳・倫理観という意味です。

「道徳」とは、社会の中で善悪をわきまえて行動するための基準であり、法律とは違いひとりひとりの良心や心がけによって成り立つものです。
そして「倫理観」は、秩序や行動規範に対する考え方のことを指します。

法令や集団においての決まり事、職場のルールなどは、そもそもこの「モラル」を一人一人が意識していないと成り立ちません。
誰が見ていなくてもルールは守る、相手が不快なことはしない、といった行動基準や価値観のことを指します。

「モラル」の語源

モラルの語源は、英語の「moral」です。
名詞としては「教訓」「格言」と訳され、形容詞としてつかう場合は「道徳的な」「道徳上の」「良心の」という意味になります。
日本でカタカナ語として使われる「モラル」は、この形容詞としての意味が定着したものになります。

モラルハラスメント(モラハラ)の問題

近年、問題視されることが多くなりよく聞かれるようになった言葉で、「言葉や態度などによる精神的な暴力」を指します。「モラハラ」と略されます。
相手を貶めるようなことを言ったり、行動や経済の自由を意図的に制限したりと様々な内容が「モラハラ」に当たり、夫婦間だけでなく職場でも起こりうるハラスメントです。

「モラル」の例文・用例

モラルを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●1人1人がモラルを守って、安全にイベントが終わるようにしましょう。
●こんなにゴミが捨ててあるなんて、モラルを疑うな。

SNSでの「モラル」の使われ方

「モラル」の類義語

モラルの類義語は、「マナー」「エチケット」「ルール」などです。
「マナー」「エチケット」は礼儀作法のことで、「ルール」はその場の決まり事のことを意味します。
「モラル」はそういったマナーやエチケットを大事にしたり決まり事をきちんと守るか、という「個人の基準や心がけ」を表しています。

「モラル」の対義語・反意語

モラルの対義語は、「インモラル」です。
こちらは「不道徳」「背徳的」という意味です。