「モチーフ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「モチーフ」の意味とは
モチーフとは、芸術表現の中心となる思想や動機という意味です。
「モチーフ」の語源
モチーフの語源はフランス語の「motif」です。
元々の意味は「動機」「理由」ですが、そこから派生して「その作品を作った動機」というニュアンスで使われるようになり、「主題」「着想」といった意味を持つようになりました。
「motif」の英語読みから日本でもカタカナ語として、同じ意味で定着していきました。
「モチーフ」の特徴
モチーフという言葉は、使われる分野や文脈によって解釈が微妙に変わっていくのが特徴です。
美術
絵画や彫刻などの美術作品においては、着想を得た概念や題材そのものを指します。
「どのような思想がきっかけでこの作品を作ったのか」ということも、「林檎を題材にして作品をつくった」というようなことも「モチーフ」を使って表現できます。
ファッション
ドレスやファッションアイテムのデザインの象徴となる物や、模様のことを指します。
例えば水玉が全面にプリントされたTシャツなどは「水玉モチーフ」と言えますし、「シンデレラをモチーフにしたドレス」という使い方もできます。
服飾だけでなく、壁紙などの装飾でも同じように使います。
物語や文章
文学、詩、歌詞など、物語や文章の分野で「モチーフ」を使う時は、文脈によって様々な解釈がされます。
物語や詩に繰り返し登場する要素のことを言う場合もありますし、その作品の主題を指す場合もあります。
音楽
ある楽曲の中で、独立した楽想を持った最小単位、またその音符や休符の連なりのことを言います。
一般に「メロディ」と呼ばれる連なりよりも小さく、「モチーフを繋げていくとメロディになる」というイメージです。また、メロディをさらにまとめると「フレーズ」となります。
編み物
編み物においてのモチーフは「小片」という意味を持ち、残り糸などで小さな模様を編んだものなどを指します。このような小さく編んだ模様をかぎ針などで繋げてより大きな作品を作っていくことを「モチーフ編み」と言います。
ビジネス
商材にもよりますが、ビジネスで使われることもあります。
「その商品の開発のきっかけになったもの、ヒント」といった意味になります。
「モチーフ」の例文・用例
モチーフを使った例文・用例を紹介します。
●彼女の今度の展示会は、動物をモチーフにした作品を集めたみたいだよ。
●この小説では指輪がモチーフとしてたびたび登場する。
SNSでの「モチーフ」の使われ方
「モチーフ」の類義語
モチーフの類義語は、「テーマ」「コンセプト」「パターン」です。
テーマ
その作品を貫く主題や題材のこと。
コンセプト
企画や商品などにおいて、基本的な考えとなるもの。
パターン
規則性を持った型、様式、模様のこと。
「モチーフ」の対義語・反意語
モチーフの対義語・反意語はありませんでした。