「シビア」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「シビア」の意味とは
シビアとは、厳しいこと・条件や要求が過酷であるさま・批評や言動が容赦ないことという意味です。
形容詞として「シビアな」という形で使われることが多いです。
「シビア」の語源
シビアの語源は、「severe」というラテン語で「容赦ない・深刻な」を意味します。
「severe」の「se」は「離れる」を意味し、「vere」は「容赦」や「親切心」を意味します。
よって「severe」はその2つの意味を組み合わせ、「容赦や親切心から離れている様子」つまり「容赦ない」「厳しいこと」という意味になりました。
ビジネスシーンで使われる「シビア」
日常生活だけでなくビジネスシーンでもよく使われる「シビア」。ビジネスシーンで使われる場合は、「条件が厳しい」や「行動を起こすのが厳しい」など過酷な状況で使われます。
「シビア」の関連語
ここでは2つの「シビア」の関連語を紹介します。
シビアコンディション
シビアコンディションは。一般的に車に関してよく使われる言葉で、車にとって走りにくい状況を意味します。
「砂利が多い道」「雪道」「舗装されていないデコボコ道」など車にとって厳しい状況を「シビアコンディション」と言います。
シビアトロピカルサイクロン
シビアトロピカルサイクロンは、オーストラリア周辺における最大風速64ノット以上の熱帯低気圧のことを指します。
34〜63ノットの場合は「トロピカルサイクロン」といい、これよりも過酷な状態になったものを「シビアトロピカルサイクロン」といいます。
「シビア」の例文・用例
シビアを使った例文・用例を紹介します。
●彼女はいつも優しくて穏やかだが、仕事に対してはとても シビアだ。
●プロ野球はとても シビアな世界なので、結果を出さなければ試合に出場することはできない。
SNSでの「シビア」の使われ方
「シビア」の類義語
シビアの類義語は、「手厳しい・辛辣・過酷・痛烈・厳格・厳密・厳正」などがあります。
またカタカナ語では、「シリアス」や「ケチ」という言葉も類義語にあたります。
「シビア」は置かれている状況を表す言葉である一方、「シリアス」は雰囲気を表す言葉であるというのがこの2つの言葉の違いです。
また、「ケチ」はお金に関して使われる言葉多いですが、「ケチ」はお金を使うこと全てに惜しむというイメージです。
その一方、「シビア」はお金を使うべきところでは出費を惜しまず、不必要な浪費に対して惜しむというイメージです。
「シビア」の対義語・反意語
シビアの対義語は、「寛容・寛大」です。これらは、「厳格」の対義語に当たります。
またカタカナ語では、「だらしないさま」や「ズボラなさま」という意味の「ルーズ」が「シビア」の対義語にあたります。
「シビアな人」は厳しい人を指しますが、「ルーズな人」はだらしない人を指します。