「タラソテラピー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「タラソテラピー」の意味とは
タラソテラピーとは、1967年にフランス人医師ラ・ボナディエール博士によって確立された、海水を利用した自然療法のことです。
海水はミネラルなどの栄養素を豊富に含むため、タラソテラピーは病気の治療やリハビリのためだけでなく、リフレッシュや健康維持、美容のためにも用いられています。
タラソテラピーを体験できる施設は沖縄や香川などの海沿いにある宿泊施設やプールが多いです。専任のセラピストが、個々の健康状態や目的に合わせてメニューの提案やアドバイスをしてくれるところもあります。
「タラソテラピー」の語源
タラソテラピーは、ギリシャ語で「海」を意味する「タラサ」とフランス語で「療法」を意味する「セラピー」を組み合わせた造語です。
「タラソテラピー」の歴史
タラソテラピーの歴史は古く、すでに紀元前には古代ギリシャで、兵士の傷の治療などに用いられていました。1700年代には、イギリスの医師ががんの治療に海水が効果的であるいう内容を、論文で発表しています。
その後フランスの科学者であるルネ・カントンが、海水と人の血液が非常に似ていることを発見したことをきっかけとして、タラソテラピーはフランスを中心に栄え、1986年には「タラソテラピー国際連盟」が創立されました。日本でもタラソテラピーを取り入れた治療を行う施設が増えてきました。
「タラソテラピー」の種類
タラソテラピーには海水中の何を利用するかによって、主に次の3種類があります。
海水入浴療法(バルネオテラピー)
海水に含まれているミネラルなどの栄養素を全身の皮膚から直接取り込むことができる療法で、タラソテラピーの中で最重要視されているものの1つです。定期的に海水入浴療法を行うことによって、体のバランスを維持することができるとされています。
海藻療法(アルゴテラピー)
海藻療法とは、海藻そのもの、または海藻を加工したものを体に塗る療法です。海藻に含まれるヨードは体のリズムを整える効果が期待でき、老廃物の除去や脂肪の分解に働きかけることも可能です。高海藻療法をエステメニューに取り入れているサロンも数多く存在します。
海泥療法(ファンゴテラピー)
ミネラルの沈殿物である海泥を全身に塗ってパックする療法で、エステでは定番になりつつあります。殺菌や保湿効果を期待することができます。また、海泥は非常に吸着力が高いため、老廃物の排除にも役立ちます。
「タラソテラピー」の例文・用例
タラソテラピーを使った例文・用例を紹介します。
●初めてのタラソテラピー、癒された!
●タラソテラピーってどのくらい効果あるの?
SNSでの「タラソテラピー」の使われ方
「タラソテラピー」の類義語
タラソテラピーの類義語は「海洋療法」です。意味はタラソテラピーと同じです。
「タラソテラピー」の対義語・反意語
タラソテラピーの対義語・反意語はありませんでした。