「タイムオーバー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-10-09

「タイムオーバー」の意味とは

タイムオーバーとは、競馬レースにおいて、1着の馬が要した時間よりも一定時間を超えてからゴールすること、およびその馬に対する処分を定めた制度のことです。

「タイムオーバー」のきまり

中央競馬で定められている「タイムオーバー」という制度は、重賞競走など一部のレースを除いた平地競走で用いられています。
基準となる時間は「新馬競走かそれ以外か」「芝コースかダートコースか」「レース距離」によってそれぞれ定められています。

例:新馬競走以外で、1400m以上2000m未満の芝コースでのタイムオーバーは、1着のタイムより4秒以上遅れた場合に適用される。

裁決委員がやむを得ないと判断した場合を除き、このタイムオーバーが認められるとレースの翌日から1ヶ月間は平地競走に出走できなくなります。
ただし、未勝利馬に関してはタイムオーバー1回目が1ヶ月間、2回目が2ヶ月間、3回目が3ヶ月間と変則的に出走停止期間が定められています。

このルールには、調教や調整が不十分な競走馬の出走を防止するという目的があります。

「タイムオーバー」が適用されないレース

コースに設置された障害を飛び越えながらゴールを目指す「障害競走」では、タイムオーバーの制度は適用されません。
また平地競走でも、重賞競走や国際招待競走、またレコードタイムが更新された競走などではこのルールは適用されないこととなっています。
ただし重賞競走においては、未出走馬と未勝利馬にのみタイムオーバーが適用されます。

その他の「タイムオーバー」

「タイム失格」というルールを「タイムオーバー」と呼ぶこともあります。
このルールは平地競走・障害競走のどちらにも適用されるルールで、一定の時間以内に決勝点に到着できなかった場合には失格になるというきまりです。
3000m以下のレースであれば5分、それ以上のレースであれば7分を超えてしまうと、失格とみなされます。

また地方競馬においては、大井競馬などで独自のタイムオーバーに関してのルールを取り入れている場合もあります。

「タイムオーバー」の例文・用例

タイムオーバーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●はじめは調子がよかったけど、まさかのタイムオーバーだったか~!
タイムオーバーで出走停止処分となってしまいました。

SNSでの「タイムオーバー」の使われ方

「タイムオーバー」の類義語

タイムオーバーの類義語は「タイムショック」です。
こちらはタイムオーバーの俗称として使われることがあります。

「タイムオーバー」の対義語・反意語

タイムオーバーの対義語・反意語はありませんでした。