「置障害」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「置障害」の意味とは
置障害とは、競馬の障害レースの時だけ平地のコースに置く障害物という意味です。
「置障害」と「障害競走」
競馬のレースには、大きく分けて「平地競走」と「障害競走」があります。
障害競走とは、コース上に設置された複数の障害物を越えながらゴールまでの順位を競うレースの総称で、飛び越えながら走ることから「ジャンプレース」とも呼ばれています。
平地競走はこの障害競走を除いたレースの総称で、障害物のない平たいコースを走るレース全般を指します。
障害競走に使われる障害物には様々な種類があり、生垣や竹柵、水濠などの他に、急勾配の坂が設置されている場合もあります。
これらは「障害コース」としてあらかじめ障害物が固定されているますが、中にはこういった障害コースを持たない競馬場もあります。
そのような競馬場で障害競走をする際に使われるのが「置障害」となっています。
「置障害」の特徴
専用の障害コースを持たない競馬場としては、「新潟競馬場」「福島競馬場」「中京競馬場」が挙げられます。
これらの競馬場で障害コースを行う場合は、通常の平地コース(芝コース)に置障害を設置する必要があります。また、障害競走の重賞レースにおいて、最後のゴール前の直線に置障害が追加で設置されることもあります。
置障害は竹柵となっており、高さは1.2mほどと一般的に固定障害よりも高さや幅が小さめになっています。また、分解したり、牽引車によって移動することが可能です。
障害を飛び越えながら走るにはジャンプ力が必要ですが、置障害は固定障害よりも飛び越えやすいことから、ジャンプ力よりもスピードを生かしやすい障害だとされています。
ただし、固定障害と混合して置かれる場合、そのサイズの差からリズムが崩れ、落馬の原因となることもあります。
「置障害」の例文・用例
置障害を使った例文・用例を紹介します。
●最後は置障害を越えてゴールだね!
●置障害が運ばれていく…
SNSでの「置障害」の使われ方
「置障害」の類義語
置障害の類義語は、「可動式障害」「ハードル」です。
これらも置障害と同義で使われています。
「置障害」の対義語・反意語
置障害の対義語は、「設置障害」「固定障害」「チェイス」です。
あらかじめコースに設置された障害のことを、置障害と区別したい時に使われる表現です。