「調整ルーム」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「調整ルーム」の意味とは

調整ルームとは、競馬開催の前日21までに、騎乗予定の騎手全員が入室することが義務付けられている施設という意味です。


調整ルームの目的は、競馬の公正の確保と心身の調整を図ることです。

競馬は、騎手の技量や判断が勝敗に大きく影響します。
そのため、騎手が外部と接触することを制限して、騎手による不正を防止し、公正な競争の実現を目的としています。
また、騎手はレース当日、体調や体重を万全に整えて臨むことが必要です。

調整ルームでコンディショニングを図り、騎手はレース当日に万全の状態で臨むことができます。

山岡事件と「調整ルーム」の設置

調整ルームの設置は、1965年に起きた「山岡事件」がきっかけになりました。
山岡事件とは、山岡騎手が競馬開催当日に、競馬関係者から金銭を受け取っていたというものです。
この事件を契機に、騎手の外部との接触を制限する措置として、全国の競馬場に調整ルームの設置が義務付けられました。

「調整ルーム」の施設

調整ルームは、居室のほかに、食堂、浴室、娯楽室などがあります。

居室

居室は、騎手が寝泊まりするためのスペースで、個室でプライバシーが守られており、テレビや冷蔵庫、洗面台などが備え付けられています。

食堂

食堂では、騎手向けの栄養バランスが考慮されたメニューが提供されます。
アスリートの健康を守る大切な施設です。

浴室

浴室には、体重調整をするためのサウナも完備されています。

娯楽室

娯楽室では、テレビやゲームなどを楽しめるほか、休憩やリラックスのためのスペースとしても利用されています。

「調整ルーム」の入室制限

騎手は、競馬開催日の前日21時までに、騎乗予定競馬場かトレセンの調整ルームに入室しなければなりません。
入室後は、携帯電話をはじめとする通信機器の使用も制限され、騎手の外部との接触をより厳格に制限しています。

「調整ルーム」の例文・用例

調整ルームを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●騎手は、調整ルームで何をして過ごしているのですか。
調整ルームに携帯電話を持ち込んだらルール違反になります。

SNSでの「調整ルーム」の使われ方

「調整ルーム」の類義語

調整ルームの類義語はありませんでした。

「調整ルーム」の対義語・反意語

調整ルームの対義語・類義語はありませんでした。

競馬用語

Posted by 伊藤優依