「ゆるむ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ゆるむ」の意味とは
ゆるむとは、競走馬が病気やケガなどによって調教を休み、調子が下がるという意味です。
「ゆるむ」の概要
競馬においての「調教」とは、関東と関西にある「トレーニングセンター(トレセン)」で行われる、競走馬のトレーニングのことです。
大きな目的としては、レースに向けて①適切な体重に調整する②やる気を出させる③心肺機能やスピード、スタミナを鍛える、といったことが挙げられます。
また、レース直前の最終的な調整は「追い切り」と呼ばれます。
このトレーニングは調教師によって、基本的には週6日間のペースでずっと行われるものですが、病気やケガなどがあった場合は調教を一定期間お休みしたり、控えめにすることがあります。
定期的に行っていた調教から離れると、馬体の調子は下がってきてしまいます。これは人間でも、ブランクが空くと調子が戻るまでに時間がかかったり、ケガなどで動けない状態が続くとリハビリが必要になる現象と同じような状態です。
そのため、競走馬の場合もゆるんでしまった場合は、またレースに向けてリハビリの意味を込めて調教し直す必要があります。
「ゆるむ」の表現方法
調教をお休みしたことで馬体の調子が下がったことを「ゆるんだ」と表現します。
また、多くのレースを通して疲れが溜まったり、暑さなどでバテてしまった馬なども、病気になる前に一度休養を与えてから体力を回復させます。このことを「ゆるめる」と言います。
調教ではなくレースの場面で「ゆるむ」という表現を使う場合は、中盤などでスピードが落ちることを指しているので、文脈で判断する必要があります。
「ゆるむ」の例文・用例
ゆるむを使った例文・用例を紹介します。
●やっと病気療養から回復したので、まだまだ馬体はゆるんでいます。
●一度ゆるめてから、また立て直しましょう。
SNSでの「ゆるむ」の使われ方
「ゆるむ」の類義語
ゆるむの類義語はありませんでした。
「ゆるむ」の対義語・反意語
ゆるむの対義語は、「仕上がる」です。
いつでもレースに出せる状態になった馬体のことを「仕上がる」「仕上がった」と表現します。