「システム」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「システム」の意味とは
システムとは、サッカーにおける戦術のことです。
主に各ポジションの選手にどのような役割を持たせ、他の選手とどのように連携させるかを決めておくことです。
「システム」と「フォーメーション」の違い
システムはフォーメーションと混同されやすい言葉です。
フォーメーションとは「ピッチ上に選手を配置した時の全体的な形」を指します。
一般的に、サッカーでは各選手にポジションが与えられます。
サッカーのポジションには、主に「GK(ゴールキーパー)」「DF(ディフェンダー)」「MF(ミッドフィルダー)」「FW(フォワード)」の4種類があります。
また、それぞれに何人を割り当てるか決める(伝える)際に「3-5-3」や「4-4-2」などと表記します。
これは最初の数がDF、二番目がMF、最後がFWの人数を指しています。
あるいはMFを「守備的MF」と「攻撃的MF」に分けて「4-2-3-1」(※)というふうに表記する場合もあります。
(※二番目の値が守備的MF、三番目が攻撃的MFの人数)
ちなみに、GKは一人と決まっているため上記の記法では省略されていますが、ヨーロッパでは「1-4-4-2」というふうに最初の値にGKの人数を加える場合が多いです。
FWは相手の陣地、MFはピッチの中央付近、DFは自陣、というふうに各ポジションにはピッチ上での一般的な位置や役割が決まっています。
ただし、各ポジションに何人の選手を、どのような形で並べられるか把握するだけでは、具体的な戦術は見えてきません。
システムは、フォーメーションを土台として各選手をどのように機能させるか、または連携させるかを考えておくことです。
全く同じフォーメーションでも攻撃的であったり、守備的であったり、あるいは攻守のバランスが取れたプレイングだったりするのは、システムが異なるからです。
サッカーニュースにおける「システム」の用例
サッカーニュースで「システム」がどのように用いられているのか見てみましょう。
22年11月23日にカタールで行われたワールドカップの初戦で、日本代表がドイツに「2-1」で勝利を収める快挙を成し遂げました。
翌日に配信された『サッカーマガジンWEB』の記事では、日本の勝因について以下のように分析しています。
『日本がワールドカップで初めての逆転勝利を手にした裏には、システム変更があったことは間違いない。前半の4-2-3-1システムから、冨安健洋を投入した後半に3-4-2-1システムへ。遠藤はさらに踏み込んで「5バック気味にしました」と証言した。(※1)』
(※1.引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/9d28e98c1d91798b478642e08ab802809c7a1a68)
また、27日の第2戦目において、日本はコスタリカと対戦しました。
「0-1」と惜しくも敗北したことを受け、『サッカー批評WEB』はサッカージャーナリストの大住良之氏と後藤健生氏に以下の質問を投げかけています。
「日本はドイツ戦に続き、システム変更で流れを変えようとしていました(※2)」
また、上記の質問に対して大住氏は以下のように回答しています。
「相手の方がテンポが良かったから、追いかけさせられているような状況だった。それでシステムや選手を変えたわけだけど、交代策はドイツ戦とまったく同じパターンだったね(※2)」
(※2.引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/b1950fc9ee454f45b2ccaa973f8017b6863d28a6)
このようにシステム=戦術という意味合いで用いられることが多いです。
「システム」の例文・用例
システムを使った例文・用例を紹介します。
●前半に点を取れなかったので攻撃的なシステムに変更する。
●システム変更が裏目に出た。
SNSでの「システム」の使われ方
「システム」の類義語
システムの類義語はありませんでした。
「システム」の対義語・反意語
システムの対義語・反意語はありませんでした。