「ハブる」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-12-13

「ハブる」の意味とは

ハブるとは、仲間はずれにするという意味の若者言葉です。「ハブにする」や、受け身の「ハブられる」といった表現も見られます。

「ハブる」の語源

ハブるの語源には諸説ありますので、それぞれご紹介します。

省く

「省く(はぶく)」には「不要なものを取り除く」「全体から一部を取り除く」という意味があります。ここから、「ハブる」は「省く」が変化したものと言われていますが、これは誤りでるという見方も多いです。

遠州地方の方言

静岡県の西部地方を指す遠州地方で使われている「遠州弁」に、「はぶせ」という言葉があります。
こちらは「仲間はずれ」「除外、除く」「外す」といった意味で使われ、「はぶせにする→はぶる(ハブる)」と変化して広まっていったという説があります。

村八分

「村八分(むらはちぶ)」とは、村社会の中でルールを守らずに秩序を乱した人や家に対する制裁のことです。江戸時代以降の村落でよく見られる事象で、交際や取引の輪から断絶するというものです。「八分」とは、水害や結婚、出産といった10種の交際から「葬式」「火事」を除く8つの場面での関わりを断つことが由来しているといわれています。

この「村八分にする」という言葉を省略したところから、「ハブにする」→「ハブる」と変化していったという説です。

「ハブる」の注意点

「ハブる」という言葉は、仲間はずれをカジュアルに言い換えた表現です。
そのため、会話の中でちょっとつまはじきにされたり、写真の構図からはみ出てたりと、特に悪意のない場面でも「ハブにしちゃった」「ハブらないでよ~」などと、気軽に使われることが多いです。

しかし、エスカレートしていくと「いじめ」となり、相手を傷つけることにもなりかねないので、注意が必要です。

「ハブる」の例文・用例

ハブるを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●えっ内緒話?!ハブるのひどいよ~!!
●もしかして同窓会ハブられてんのかな…。

SNSでの「ハブる」の使われ方

「ハブる」の類義語

ハブるの類義語は、「シカト」です。
こちらはわざと無視をしたり、口をきかない行為のことを指します。

「ハブる」の対義語・反意語

ハブるの対義語・反意語はありませんでした。