「逆切れ(逆ギレ)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「逆切れ(逆ギレ)」の意味とは
逆切れとは、間違いや過ちを犯した人物が怒ることです。
「逆切れ」または「逆ギレ」と表記されます。
「切れ(ギレ)」は「キレる」の略語です。
「キレる」とは「感情的に怒る」ことを指す俗語で、90年代以降、幅広い世代に広まっていきました。
「キレる」の普及にともない、本来怒られるべき人が激昂したり不貞腐れる現象「逆切れ」が世間一般に知られるようになりました。
原因は諸説ありますが、主に自尊心が傷つけられることを回避・防衛しようとする心理的な作用が働いていると考えられています。
ちなみに、混同されやすい言葉として「逆上」があります。
逆上もまた怒りや悲しみによって頭に血が上ることを意味しますが、逆上には正当な理由による激昂も含まれます。
例えば、陰湿なイジメを受けていた人が怒りを爆発させるケースは、「逆上」に該当しますが、怒りを爆発させる正当な理由があるため「逆切れ」とは言いません。
「逆切れ」の具体的な事例
逆切れすると激しい興奮状態になる人も多く、中には事件に発展するケースもあります。
例えば21年10月には、埼玉県にある焼肉店の駐車場で、他の車に傷を付けてしまった男が被害者を殴りつけた事件が発生しました。
挙句の果てには、トランクから日本刀と思われる物を取り出して威嚇し、車で逃走を図ったそうです。
本来は車を損傷された側が怒るべきところを、加害者が逆にキレ散らかし、さらに暴行と脅迫を加えるという極めて悪質な「逆切れ」と言えます。
また、昨今のコロナ禍において、マスク着用の是非を巡って逆切れする人が目立っています。
例えば、4月3日の伊丹発ANA26便において、マスクを顎にズラす「あごマスク」を注意された男性客が逆切れし、客室乗務員とトラブルになりました。
同日、他の乗客が一部始終を録画した映像をSNS上に投稿し、大きな注目を集めました。
男性客はマスクの感染症対策としての効果を疑問視する主張をし、マスク着用を拒み続け、客室乗務員の職務を妨害したようです。
「逆切れ」する人への対処方法は?
逆切れしやすい人の怒りを宥める方法として、一般的に以下のような方法が挙げられます。
・無理に対抗しない
・自分はあくまで冷静さを保つ
・話を聞いてあげる
・主張の中で認められる部分については認めてあげる
逆切れしている人は冷静さを失っているため、いくら論理的に説明しても理解してくれません。
また、こちらも感情的になってしまうと、収拾がつかなくなりますし、余計に相手を刺激してしまうでしょう。
納得行かなくても、とりあえず相手の話に耳を傾けてあげ、さらに彼らの話の中で正しいと思える部分に関しては認めてあげることで、徐々に怒りが収まってくることが多いです。
「逆切れ」の例文・用例
逆切れを使った例文・用例を紹介します。
●プライドが傷つき、つい逆切れしてしまった。
●相手に逆切れされてしまい、問題が一向に片付かない。
SNSでの「逆切れ」の使われ方
「逆切れ」の類義語
逆切れの類義語はありませんでした。
「逆切れ」の対義語・反意語
逆切れの対義語・反意語はありませんでした。