「ヒガモ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ヒガモ」の意味とは
ヒガモとは、 若者言葉で被害妄想という意味です。
被害妄想とは、自分が攻撃されている、嫌われている、無視されているなどの被害を受けていると誤解する状態を指します。
若者の間で、この言葉が使われるようになった原因は、近年のSNSの普及と考えられています。
「ヒガモ」の語源
ヒガモは、鳥のヒガモが、自分の体より小さな物体にも反応して飛び立つことが語源となっています。
ヒガモは、小さな物体でも脅威と感じる傾向があり、そのためにすぐに飛び立ってしまうのです。
被害妄想も、ヒガモと同じように、小さな物体でも脅威と感じてしまう傾向があるため、周囲の人の何気ない言動にも反応し、攻撃的になったり、避けたりすることがあります。
「ヒガモ」が使われる背景
ヒガモが若者言葉として使われるようになったのは、SNSの普及が大きな原因となっています。
SNSでは、誰でも簡単に自分の意見や考えを投稿することができますが、一方で自分が無視されたり、意見や考えが批判されたりすると、被害妄想を抱きやすくなる傾向にあります。
また、SNSでは、自分の顔や名前を出さずに投稿することができるため、被害妄想を抱いても、周囲に知られずに済むという安心感から、この言葉を使いやすくなっていると考えられるのです。
「ヒガモ」は精神疾患
被害妄想は、精神疾患の一種である妄想症の症状のひとつです。
妄想症とは、自分の考えや信念が正しいと信じているにもかかわらず、客観的に見て間違った考えや信念を抱いている状態です。
被害妄想は、妄想症の最もよく見られる症状のひとつです。
被害妄想を抱いている人は、自分が攻撃されている、嫌われている、無視されているなどの被害を受けていると誤解しています。
しかし、これらの被害は実際には存在しません。
被害妄想は、脳の機能障害によって引き起こされると考えられています。
「ヒガモ」の例文・用例
ヒガモを使った例文・用例を紹介します。
●誰も君の悪口なんて言ってないよ、それはヒガモだよ。
●あいつもちょっとヒガモが過ぎるよね。
SNSでの「ヒガモ」の使われ方
「ヒガモ」の類義語
ヒガモの類義語は、「疑心暗鬼」です。
自分が攻撃されている、嫌われている、無視されているなどの被害を受けていると誤解する状態を意味しています。
「ヒガモ」の対義語・反意語
ヒガモの対義語は、「信頼」です。
自分が攻撃されていない、嫌われていない、無視されていないなどの安心感を意味しています。