「ひよる(日和る)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ひよる(日和る)」の意味とは
ひよる(日和る)とは、「日和見(ひよりみ)」が動詞になった言葉で、積極的に関わることを避け、形勢によって簡単に態度を変えるという意味です。
本来の意味での「ひよる(日和る)」
ひよる(日和る)は「日和見」が動詞となった言葉ですが、本来は天気の状況を知ることを言います。
江戸時代、港には日和見を行う場所が設けられており、十二支の方角を示す石が置かれ、風向きや雲の流れ、潮の速さを推定し、船の航路を検討する材料としていました。
このことを「日和見」と言います。
若者言葉として使われる「ひよる(日和る)」
「ひよる(日和る)」は、積極的なかかわりをせずに状況をうかがう意味合いの言葉ですが、近年では「怖気づく」や「ビビる」の意味合いで使われているのを多く見かけます。
本来の意味合いとは異なりますが、若者の間では多くなっている使い方です。
「ひよる(日和る)」人に見られる特徴
ひよる(日和る)人は、怖がりや諦めが早い人に多い傾向にあります。
自分を脅かす可能性があり、しかも自分で対処できないことに対しては、危険を回避したい気持ちが起きるからです。
また、自己評価の低い人は、自分が成功しているビジョンを想像できないため、マイナスの思考ばかりが先行しがちです。
そのため、あれこれ考えすぎて結局は自分の意志で行動できなくなってしまうのです。
「ひよる(日和る)」の例文・用例
ひよる(日和る)を使った例文・用例を紹介します。
●けんかに弱い奴は、どうしてもひよる(日和る)傾向にあるからねえ…。
●ひよる(日和る)ばかりではなく、自分の意見も言った方がいいよ。
SNSでの「ひよる(日和る)」の使われ方
「ひよる(日和る)」の類義語
ひよる(日和る)の類義語は「様子見」や「長い物には巻かれよ」です。
「様子見」は自らことを起こさずに、成り行きを観察すること、「長い物には巻かれよ」は、強いものには敵対せずに従っておくことを意味しています。
「ひよる(日和る)」の対義語・反意語
ひよる(日和る)の対義語・反意語はありませんでした。