「イル」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「イル」の意味とは
イルとは、 ヒップホップで使う言葉で、「ヤバい」「クール」「かっこいい」「すごい」「イケてる」という意味です。
本来は元々は「病気」「不快」「邪悪」「吐く」「敵意」「有害」「残酷」など、ネガティブな意味を持つ言葉ですが、ヒップホップの世界では逆説的に「かっこいい」「すごい」という意味で使われるようになりました。
「イル」は、ラップのスキルやフロウ、ファッションやスタイル、生き方や考え方、作品やパフォーマンスなどの、既成概念にとらわれることなく、個性的なものを評価して表現します。
「イル」の流行
イルは、1990年代の日本で、当時のヒップホップ界に大きな影響を与えたグループ「Buddha Brand」というグループが広めたと言葉と言われています。
その独特のスタイルやメッセージ性が「イル」と評され、日本のヒップホップシーンで、さまざまなアーティストが「イル」を表現してきました。
例を挙げると、「AK-69」は「イルなフロウ」や「イルな韻」を武器とするラッパー、「Jay-Z」は「イルなビジネスマン」として広く知られています。
ヒップホップが世界的な音楽ジャンルとなった近年では、「イル」もより広く使われるようになりました。
J-POP、K-POPやのアーティストの中にも、「イルなファッション」「イルなパフォーマンス」で注目を集める存在が増えています。
もはや、「イル」は、単なる言葉ではなく、ある種の価値観や美意識を象徴する言葉と言えるでしょう。
「イル」の例文・用例
イルを使った例文・用例を紹介します。
●相手のことをひたすらディスる、イルなリリックがたまらなく好きです。
●イルでドープな2人の対談を聞いてみてください。
SNSでの「イル」の使われ方
「イル」の類義語
イルの類義語は、「カッコいい」です。
意味は、外見や内面がすぐれていることです。
「イル」の対義語・反意語
イルの対義語は、「ダサい」です。
意味は、「かっこ悪い」や「時代遅れ」です。