「じわる」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「じわる」の意味とは
じわるとは、「後からじわじわと面白くなってきて笑いがこみ上げる」という意味です。
「じわる」は「じわじわ」と「くる」の略語で、すぐに面白さを理解できて大声で笑ったり吹き出したりするような瞬間的な笑いではなく、しばらくたってから笑いがこみあげてきたとき使う若者言葉です。
たとえば、その時はつまらないと思ったものの、帰りの電車の中でふと思い出して笑いがこみ上げてきた時に使います。
じわる対象は、言動、画像、動画、行動など様々です。じわるは、感動したときは悲しいときにも使う場合がありますが、ほとんどの場合は面白くて笑える場合に対して使われています。
表記方法は、「ジワる」や「ジワル」のカタカナ表記も見かけますが、一般的にはひらがなで「じわる」と表記される場合がほとんどです。
じわるを使う際の注意点
笑うという言葉に関連して、「草生える」という言葉がありますが、じわるとは以下の違いがあります。
・じわる:後から笑えてくる
「じわる」の語源
じわるの語源は、じわじわくるです。
「じわる」の語源は、意味である「じわじわとくるような笑い」を略した「じわじわくる」となっています。
じわるには直接的な笑いという言葉が含まれていないにも関わらず、その指す意味は限定的な笑いとなっていました。
笑うという文字を含まなくなった理由には、そもそも語源自体が略された表現であったことが挙げられます。
「後からこみ上げてくる笑い」や「後になってじわじわと笑ってしまうこと」を、略して「じわじわくる」と表現していました。
この時点ですでに、「笑い」の言葉が略されているのです。
つまり「じわじわくる」=「こみ上げてくる笑い」などとして使われており、これがじわるの語源となっています。
そしてこの「じわじわくる」を略して、ネットスラングとなったのが「じわる」なのです。
このような成り立ちのために、じわるには「笑い」の文字が無くても限定的な笑いを表す単語として認識されています。
そのため「じわる」とは「じわじわくる」を指しており、その意味が「じわじわと後から来る笑い」と覚えておくと理解しやすいでしょう。
「じわる」と間違えやすいネットスラング
じわるには、似た意味のネットスラングがある単語です。
じわると同じように「笑うこと」を表すネットスラングは他にもあり、その中で代表的なものと使い方が勘違いされることもしばしばとなっています。
違いは笑いが起きるタイミングとなっており、その点を押さえておかないと誤用や誤解釈に繋がるので確認をしておきましょう。
笑いを表すネットスラングとして代表的な表現は、「草生える」です。
ネット上で笑っていることを表すときに「w」を使うことがあり、この「w」が草に見えることから使われている表現となっています。
「w」を使うことを「草を生やす」とし、そこから笑ってしまうことを「草(が)生える」とするのです。
そのため「草生える」という表現もまた、笑うことを著したネットスラングなのです。
「草生える」も「じわる」も同じく笑うことを表したネットスラングですが、両者の決定的な違いとして笑うタイミングがあります。
「草生える」では「その場で笑ってしまう時」に使われる言葉となっており、「じわる」は説明の通り「後から笑いがこみ上げてくる時」に使われるのです。
同じ笑うことを表すネットスラングではあるものの、笑いの起きるタイミングが違います。
それぞれを使う際や、ネット上で使われていた際には誤用や誤解釈に注意をして使い分けましょう。
「じわる」の例文・用例
じわるを使った例文・用例を紹介します。
・この写真シュール過ぎてじわる
・やばい、クッソじわる
SNSでの「じわる」の使われ方
「じわる」の類義語
じわるの類義語は、「後から来る」です。
「じわる」は、「後からじわじわとこみ上げてくる」というニュアンスがポイントの単語でした。
そのため類義語には、それをいみする「後から来る」が挙げられるでしょう。
「じわる」の対義語・反意語
じわるの対義語は、「憤怒」です。
意味は、こみ上げてくる怒りです。
じわるはこみ上げてくる笑いの意味でしたので、対義語には笑いの反対に位置する怒りが当てはまります。
そのように考えた際に、対義語にはこみ上げてくる怒りを表した「憤怒」が挙げられるでしょう。