「10時打ち」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「10時打ち」の意味とは
10時打ちとは、JRの指定席の予約を取る際に用いられる方法という意味です。
「10時打ち」とは、朝10時ちょうどにJRの人気列車の指定席の予約を取ることを指しています。
指定席の予約は、乗車日の1か月前のジャスト午前10時から取ることができるため「10時」なのです。
特に繁忙期とされる年末年始、GW、お盆などのうちの新幹線に多く見られます。
事前に必要事項の打ち込みを終え、午前10時ジャストに「発券ボタン」を一斉に押すのです。
人気が高い乗車券では、こうした特殊とも言える競争が発生します。
そのために「10時打ち」という、専用の用語が作られました。
意味は上記のものとなり、使うシーンも乗車券の予約でのみの使用に限られる特殊な単語です。
「10時打ち」の語源
10時打ちの語源は、10時にボタンを打つ(押す)です。
「10時打ち」は、意味となる言葉そのままが語源となっています。
そのため上記の文が語源です。
「午前10時」というのが特定のJR乗車券の予約開始時間を表しているため、「10時」の文言だけでしっかりと意味を表せていると言えるでしょう。
この言葉が広まった理由には、それだけ人気乗車券の予約が難しく予約を取り合う人たちが多いことが背景となっています。
人気の乗車券は貴重なチケットとなっており、予約に関して秒単位の争いとなるのです。
早過ぎてもダメ、遅過ぎてもダメというレベルの取り合いとなります。
そうした「特殊な人気による競争」に、参加者も多く殺到するため乗車予約の「取り合い」が認知されていました。
その「取り合い」をあらわす単語として誕生したため、現在のように広く広まっているのです。
「10時打ち」の2つのスタイル
10時打ちは、2つのスタイルのある単語です。
「10時打ち」と一言に言っても、予約をする方法には2つのスタイルが挙げられます。
1つ目はネット予約法式であり、2つ目はみどりの窓口法式です。
以下でそれぞれについて見ていきましょう。
ネット予約
ネット予約による「10時打ち」が、現在でのもっとも人気のある方法となっています。
社会人などでは午前10時ジャストに、窓口などに出向けないことが普通なので当然と言えるでしょう。
その際ではJR東日本のえきねっとや、JR西日本のe5489などからの指定席の予約が対象となります。
しかしネット予約は利便性が高いものの、競争の観点ではやや不利になるデメリットがあるのです。
それはネット予約の場合、発売開始時刻まで「予約画面に進めない」こととなります。
つまり午前10時ジャストに確定ボタンが押せないため、数秒のタイムラグが発生するのです。
本当に人気のあるチケットでは、この数秒で取り逃しが発生するため人気の高いチケットでは通用しない手段でもあります。
みどりの窓口予約
ネット予約に対して、アナログな方法となる窓口で予約を取るスタイルです。
予約開始日当日の朝にみどりの窓口に行き、10時ジャストに係員に予約確定ボタンを押してもらいます。
そのため午前10時の数分前には係員に必要情報を入力してもらい、10時ジャストにボタンを押せるように待機してもらう必要があるのです。
行く手間だけではなく、場合によってはかなり早く行く必要がある場合もあります。
さらには係員の、慣れ不慣れといった当たり外れもあるため不確実要素の多い方法でもあると言えるでしょう。
しかし希少チケットではこちらの方法での予約が取りやすいとされており、それはネット予約からで起こる数秒単位のタイムラグとの差が発生するからだと考えられます。
「10時打ち」の例文・用例
10時打ちを使った例文・用例を紹介します。
●みどりの窓口で10時打ち するために、明日は仕事を休んでやったぜ。
●希少チケットがあるとかで10時打ち待ちの列が出来てるよ。
SNSでの「10時打ち」の使われ方
「10時打ち」の類義語
10時打ちの類義語は、「事前予約」です。
意味は、事前に予約をしておくことです。
10時打ちは事前予約の1つと言えます。
それが単に、JRの人気乗車券に限定されているだけなのです。
つまり対象がなんであれ、事前予約に当てはまるもの全てが類義語となります。
「10時打ち」の対義語・反意語
10時打ちの対義語は、「当日予約」です。
意味は、当日に予約をすることです。
事前予約の対義語となるため、予約をしていないことを意味する単語があてはまります。
そのため当日予約が挙げられるでしょう。
またキャンセル待ちなども当てはまりす。