「壁ドン」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「壁ドン」の意味とは

壁ドンとは、壁際に立つ女性の前で、対面する男性が壁に片手を突く行為のことです。

「かべどん」と読みます。

「壁ドン」の「ドン」は手を壁に突く際の効果音を表現しています。

とりわけ恋愛を題材にしたアニメや漫画、ゲーム、ドラマにおける定番シチュエーションの一つです。

主に男性から女性にアプローチしようとする時に行われ、その強引でありながら積極的な行動に心惹かれる人も少なくありません。

そのままキスを迫ったり、耳元で囁く等のシーンに発展するパターンが多いです。

男性から女性に壁ドンするケースが一般的ですが、男女が逆転する場合もあります。

女性から男性に壁ドンすることを「逆壁ドン」などと表現したりします、

また、男性同士や女性同士のコンテンツにも、同様なシチュエーションが存在します。

壁に手を突くシチュエーション自体は古くから多くの作品で描かれていましたが、これに「壁ドン」という名称を与えたのは声優の新谷良子です。

2008年に新谷が萌えるシチュエーションとして「壁にドン…黙れよ」を挙げたことで、このフレーズを縮めた「壁ドン」が定着しました。

ちなみに2014年には『ユーキャン新語・流行語大賞』のトップ10にも選ばれています。

「壁ドン」に関連する言葉

壁ドン以外で、強引に追い詰められる恋愛シチュエーションとして、以下の3点を挙げることができます。

・床ドン
・股ドン
・顎クイ

まず床ドンと股ドンは壁ドンから派生した言葉です。

床ドン(ゆかどん)とは、仰向けに横たわる受け側に対して攻め側が対面する形で重なり、受け側の顔の横に手を突く行為のことです。

股ドン(またどん)とは、両者ともに壁ドンと同じ姿勢を取りながら、攻め側が受け側の股の間に片足を通し、膝または足の裏で壁を突く行為のことです。

2014年頃にTwitterに投稿された上記シーンを描いたイラストが注目を集め、テレビ等でも取り上げられました。

顎クイ(あごくい)とは、攻め側が受け側の顎を片手でクイッと持ち上げる動作のことです。

強引にキスを迫ろうとする行動の一つで、壁ドンから顎クイ、キスへと進む展開も多くの作品で描かれています。

「壁ドン」の表現の広がり

壁ドンは前述の意味のほかに「隣の部屋が騒がしいことを理由に、壁を殴って威嚇する行為」を指すケースもあります。

「壁殴り」や「イラ壁」の呼称でも知られています。

主に集合住宅で、隣人の声や生活音などが騒がしい場合に、抗議の意思を伝える目的で行われます。

とは言え、隣人に納得してもらえた事例は稀で、むしろ壁ドンの攻撃性ゆえに報復される恐れもあります。

「壁ドン」の例文・用例

壁ドンを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●〇〇君に壁ドンされたい。
壁ドンしたら相手を怖がらせてしまった…。

SNSでの「壁ドン」の使われ方

「壁ドン」の類義語

壁ドンの類義語はありませんでした。

「壁ドン」の対義語・反意語

壁ドンの対義語・反意語はありませんでした。

若者用語

Posted by 杏奈琴湖