「コレジャナイ感」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「コレジャナイ感」の意味とは
コレジャナイ感とは、期待外れな様、または想像通りでない様を表す若者言葉です。
実際に目の当たりにした物事が、頭の中で思い描いていたイメージとかけ離れていた時に用いられます。
購入した商品やサービスをはじめ、旅先の観光地や楽しみにしていたエンターテインメント、夢だった仕事・人間関係など、コレジャナイ感の対象は多種多様です。
主に期待外れの物事を紹介した後に「コレジャナイ感」と一言添えるパターンが多いです。
例えば「彼氏から貰った耳かきのプレゼント…。コレジャナイ感」といったふうに使います。
また、以下のように「コレジャナイ感」のあとに感嘆表現を付け加えるケースもあります。
「コレジャナイ感はんぱない」
「コレジャナイ感すごい」
「コレジャナイ感えぐい」
ちなみに、SNS等では期待外れな商品等をカメラで撮影し、写真を共有したうえで上記のような文言を添える場合が多いです。
「コレジャナイ感」の具体例
しばしばSNS等でコレジャナイ感が大勢に共有され、かえって話題を呼んでしまう場合もあります。
とりわけ、人気漫画が実写映画化される際には、キャラクターの配役やエフェクトのCG等の違和感に「コレジャナイ感」を感じる人が多いです。
昨今、ネットでは以下のような作品が「コレジャナイ感」と評価され、注目を集めました。
※()内は公開年
・黒執事(2014年)
・ルパン三世(2014年)
・進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015年)
・四月は君の嘘(2016年)
・テラフォーマーズ(2016年)
基本的にコレジャナイ感はネガティブな文脈で用いられますが、一方で上記のような作品における「コレジャナイ感」をあえて楽しむ人もいます。
例えば、「原作ではシリアスな場面なのに実写版だとなぜか滑稽なシーンに見えてしまう」「キャラクターの名台詞が棒読み」「原作だと違和感がないのに実写版だと奇抜過ぎる髪型」といった原作のイメージとの乖離が「逆に面白い」と評価されたりします。
とは言え、実写映画版の芸術性が評価されることは少なく、むしろ駄作であることを肯定的に評価する傾向が強いです。
「コレジャナイ感」が話題になった出来事
あえて「コレジャナイ感」を前面に押し出した子供用の玩具「コレジャナイロボ」が2008年にグッドデザイン賞を受賞したことが話題になりました。
コレジャナイロボとは、有限会社ザリガニワークスの雑貨レーベル『太郎商店』から発売されている木製玩具です。
この玩具は、なんでも思い通りのものが手に入ってしまう現代において、期待外れの玩具を与えられる苦々しい気持ちを子供のうちに経験してほしい…という主旨の理念のもと開発されました。
どこからでも手に入るような素材で作られ、模様もマジックインキで施されています。
また、ロボとしての動作も極めて簡易的かつチープな点が、かえって大きな反響を呼びました。
「コレジャナイ感」の例文・用例
コレジャナイ感を使った例文・用例を紹介します。
●ガラっとヘアスタイルを変えてみたけどコレジャナイ感半端ないな。
●新作ゲームのキャラデザ…コレジャナイ感。
SNSでの「コレジャナイ感」の使われ方
「コレジャナイ感」の類義語
コレジャナイ感の類義語は、「思ってたんと違う」です。
「思ってたんと違う」とは、事前に思っていたことと実際に起こったことが異なる状況のことです。
「コレジャナイ感」の対義語・反意語
コレジャナイ感の対義語・反意語はありませんでした。