「知らんけど」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「知らんけど」の意味とは
知らんけどは、自分の発言に責任が持てないときに文末に付け加える言葉のことで、関西でよく使われています。
「知らんけど」の使い方・イントネーション
関西弁の「知らんけど」は、自分の言いたいことをしゃべり終えてから、最後に付け加えるのが基本です。
YouTubeで「寿美菜子の関西弁教室」という動画をアップしている兵庫県出身の声優・寿美菜子さんは、「知らんけ」までは声の高さを一定に保ち、「ど」のみ低い音程で発音しています。
「知らんけど」を使うのはどんなとき?
「知らんけど」は、自分では正しいと思っているけれど確信は持てないという場合や、人から聞いた情報を他の人に伝える場合に使います。「知らんけど」を付け加えることで、自分の発言に保険をかけることができるのです。
また、「知らんけど」は、強い主張に聞こえてしまいがちな関西弁を少し和らげる働きもしてくれます。普段ふざけてばかりいる人が、真面目な熱い話をした後に照れ隠しで「知らんけど」と言って雰囲気をにごす、という場合もあるようです。
関西、特に大阪の人は話にオチを求めるといいますが、「知らんけど」と言った後、相手に「知らんのかい!」とツッコミを入れてもらうことで、その会話にきれいにオチを付けることもできます。
「知らんけど」を使うのはどんな人?
「知らんけど」という言葉は、思ったことをすぐに口に出してしまう人や、ものごとを大袈裟に言うのが好きな人がよく使う傾向にあります。
関西、特に大阪には昔からおしゃべり好きでフレンドリーな人が多いと言われており、話のネタになることはたとえあいまいな情報でも話そうとします。そのため、自然と「知らんけど」を使うことが多くなるのです。
「知らんけど」の例文・用例
知らんけどを使った例文・用例を紹介します。
●こないだ言われてた課題、今日の講義ではまだ提出せんくてええんちゃう。知らんけど。
●はるちゃんが前好きって言ってた俳優さん、日曜劇場の次のドラマにけっこういい役で出るって言ってたわ。知らんけど。
SNSでの「知らんけど」の使われ方
「知らんけど」の類義語
知らんけどの類義語には、「よく分からないけど」「よく理解していないが」「素人考えながら」「菅見ながら」などがあります。どれも、自分の持っている知識が正確でないかもしれないと前置きした上で、それでも意見を述べたいときに使う言葉です。
関西弁の「知らんけど」とは異なり、自分の言いたいことを話すより先にこれらの言葉を言うことが多いです。
「知らんけど」の対義語・反意語
知らんけどの対義語・反意語はありませんでした。