「しょんどい」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「しょんどい」の意味とは
しょんどいとは、「正直しんどい」という意味の若者言葉です。
「正直」の『しょ』と「しんどい」の『んどい』が組み合わさっています。
本来「しんどい」とは身体的、または精神的な苦痛を感じている状態を指します。
「正直」は「本当のことを言うと(実は)」といった意味合いで用いられます。
すなわち、表面上は元気そうに見えるかもしれないが内心は辛かったり、落ちこんだりしている…ということです。
例えば、以下のようなシチュエーションで用いることができます。
・連日、残業が重なって「しょんどい」
・育児に明け暮れ、趣味の時間を持てなくて「しょんどい」
・親戚との人付き合いが「しょんどい」
このようにネガティブな場面で使用されるのが一般的ですが、一方でポジティブな場面で使用される例もあります。
・笑い過ぎて「しょんどい」
・推しが可愛すぎて「しょんどい」
日本ではしばしば、ポジティブな興奮にともなう疲労感に対して「つらい」「やばい」「きつい」等といった本来ネガティブな表現が用いられることがあります。
「しょんどい」も同様に、テンションが非常に高くなるシーンで用いられます。
「しょんどい」の語源
「しょんどい」の元となる「正直しんどい」は、2002年から09年までテレビ朝日系列で放送されていたバラエティ番組『堂本剛の正直しんどい』をきっかけに広く普及しました。
そもそも「しんどい」は関西の方言として知られていましたが、この番組の流行を皮切りに全国で用いられるようになりました。
ちなみに、この番組のMCを務める堂本剛も関西地方にあたる奈良県出身のアイドルとして有名です。
「しょんどい」は死語?
「しょんどい」は死語(使われなくなった言葉)とまでは言わないものの、昔ほど流通していない印象です。
流行のきっかけとなった『堂本剛の正直しんどい』も十年以上前に放送終了しており、SNS上でも使っている人は少なくなってきています。
「しょんどい」以外でネガティブな感情を表す若者言葉
「しょんどい」以外にも身体的・精神的な苦痛を表す若者言葉が存在します。
昨今では「つらたん」や「つらみ」が流行しました。
「つらたん」は『つらい』と『たん』を組み合わせた言葉です。
「たん」とは、親しい人物の名前に付ける「〇〇ちゃん」が変化した接尾語と考えられます。
なぜ「つらい」に「たん」を付けたのか、その理由は定かではありませんが、他にも「可愛い+たん=きゃわたん」「やばい+たん=やばたん」等も流行りました。
一方「つらみ」は『つらい』に『み』をくっつけた言葉で、意味は「つらたん」と同じです。
日本語では「親しい」「悲しい」など一部の形容詞を名詞化すると「親しみ」「悲しみ」といった具合に、語尾が「み」に変化する場合があります。
これと同様に(本来上記のような変化をしない)「つらい」に対して「み」を付ける文化が若者の間では流行しました。
「しょんどい」の例文・用例
しょんどいを使った例文・用例を紹介します。
●朝練のための早起きがしょんどい
●こみ上げる笑いを堪えるのがしょんどい
SNSでの「しょんどい」の使われ方
「しょんどい」の類義語
しょんどいの類義語はありませんでした。
「しょんどい」の対義語・反意語
しょんどいの対義語・反意語はありませんでした。