「ステマ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ステマ」の意味とは
ステマとは、消費者に宣伝と気づかれないよう宣伝することです。
「ステルスマーケティング」の略称で、マーケティング手法の一つです。
評判を偽装するなどして消費者の商品に対する印象を上げたり、興味をかき立てたりして利益に繋げます。
この手法は広告と分からない分、ユーザーの購買意欲は刺激されやすいといえます。
またネット上で行うので、普通に広告を出すより低コストで済み、手軽です。
しかし人を騙す行為であるため、発覚すると非難の対象となりネット炎上する恐れがあります。
企業がステマを行なっていたことが公になると一気に信頼が損なわれ、業界全体や関連企業に対しても不信感が募ってしまう原因となります。
このことからステマは非常にデメリットとリスクの多い手法といえます。
「ステマ」の語源
ステマは、「stealth marketing」をカタカナ語にし、略した言葉です。
stealthは「密かな」「こっそり」、marketingには「宣伝活動」「販売戦略」という意味があります。
「ステマ」の特徴
具体的に、どういった方法でステマが行われるのでしょうか。
なりすまし
一般消費者を装って口コミを投稿するケースです。
口コミサイトでユーザーになりすますなどして偽りの評価やレビューを投稿します。
競合の商品に対して悪いレビューをし評価を下げる行為もステマになります。
近年、某人気グルメサイトでやらせの口コミによってお店の評価を意図的に上げていたことが多数発覚し、問題になりました。
宣伝依頼
芸能人など影響力のある人物に報酬を支払いPRを依頼するケースです。
SNSやブログを通して気に入りの商品として褒めさせたり、ブロガーを雇って商品の特長を紹介した記事や体験記を書かせたりします。
特に有名人のインスタグラムはかなりの訴求力があるため、利用されることが多いです。
明らかに広告だと分かるようならステマといいませんが、ステマの場合、本当にその人が褒めているのか宣伝なのかが分かり辛くなっています。
「ステマ」の例文・用例
ステマを使った例文・用例を紹介します。
●この記事ステマらしいから騙されないようにしよう。
●ステマのせいで口コミが信じられなくなった。
SNSでの「ステマ」の使われ方
「ステマ」の類義語
ステマの類義語は「ゲリラマーケティング」、「サクラ」です。
ゲリラマーケティングとは、型にはまらない手段を用いることで、低コストで効果的に利益を得るマーケティング手法のことです。
奇抜な仕掛けやキャンペーンによって口コミを広げたり、メディアに取り上げられたりすることでPRします。
ステマはゲリラマーケティングの一つといえます。
サクラとは、一般客の中に紛れ、あたかも人気があるかのように装ったり、購買意欲を煽ったりして客寄せする行為や人のことを指します。
「ステマ」の対義語・反意語
ステマの対義語は「ダイレクトマーケティング」です。
ダイレクトマーケティングとは、企業が顧客に直接コミュニケーションすることで販売促進を行うことです。
購入履歴や検索履歴から好みやニーズを分析し、それに合わせたマーケティングをします。
消費者に対し直接宣伝するという意味で、内密に宣伝を行うステルスマーケティングと反対のマーケティングとされます。