「タメ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「タメ」の意味とは

タメとは、同い年であること、同い年の人という意味です。
また、同い年の相手に使うような言葉で、敬語を使わず砕けた調子の口調を「タメ語」「タメ口」などと言います。

相手に対して自分が対等な立場として話す際の話し方です。

「タメ」の語源

「タメ」は、もともと、さいころ2つを同時に振ったときに、同じ目が出ることを言う賭博用語です。
1960年代から、若者の間で「五分五分」という意味の隠語として流行し、「対等」「同じ」という意味でも使われるようになりました。
その後1970年代以降は一般の若者も使う言葉となり、世代を超え広く用いられるようになりました。

「タメ」の特徴

日本には目上の人に対しては敬語を使う文化・習慣があります。
しかし海外には敬語を使う習慣がないため、タメ同士で使う「タメ語」のニュアンスは伝わりにくいでしょう。

「タメ」の注意事項

タメ同士が使う「タメ口」は、自分の中では問題ないと思っていても、相手にとっては不快に感じることもあります。
自分だけの感覚で用いると人間関係を悪くする場合がありますので、安易に使うのは避けましょう。
特に職場においては細心の注意が必要です。
タメ口芸人として一時期もてはやされる芸能人も多いですが、結局は消えていく人も多くなっています。

「タメ」の介護現場での賛否

介護の現場では、利用者に対して介護職員がどのような言葉づかいで接するのが良いのか、議論になることがあります。
敬語で話すのは相手を敬ってのことですが、逆にタメ口で話す方が家族のような親しみを覚えられると話す利用者も多いのが現実です。
しかし、利用者はタメ口を望んでいても、その家族から見ると「失礼だ」とクレームとなってしまう場合もあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、言葉遣いだけではなく、介護現場での非言語のコミュニケーション(笑顔での声かけ、共感の態度)も大切となり、職員の姿勢が様々なシーンで問われています。

「タメ」の関連語

タメの関連語には「呼びタメ」があります。
SNSで多く使われる言葉で、「どんな相手にも友人のようにタメ口で話すこと」を指します。
「呼び捨て」と「タメ口」が合わさってできた言葉です。

「タメ」の例文・用例

タメを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●やば…あいつ学校の先生にタメ口きいてる…。
●あの人結構齢行ってると思ってたんだけど、私どうやらタメだったみたい。

SNSでの「タメ」の使われ方

「タメ」の類義語

タメの類義語は、「同年齢、同い年、同じ年齢、同い年生まれ」などです。

「タメ」の対義語・反意語

タメの対義語はありませんが、タメ口の反対語は「敬語」となります。

若者用語

Posted by 伊藤優依