「パストクロップ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「パストクロップ」の意味とは
パストクロップとは、前年度に収穫されたコーヒーの生豆のことです。水分量がほどよく減り、緑色が薄くなり白っぽく見えます。味や香りは少なくなりますが、その年中に収穫されたものと比べて水分量が減るため、酸味が少なく、まろやかな落ちついた味であるのが特徴です。ストレートではなくブレンドとして利用されることが多いです。
「パストクロップ」の語源
「パスト(past)」とは英語で「過去の」を意味する形容詞、「クロップ(crop)」とは英語で「作物」や「収穫物」を意味する名詞です。
コーヒー豆の収穫後の経過年数による分類
コーヒーの生豆は、収穫してから経過した年数によって、ニュークロップ、カレントクロップ、パストクロップ、オールドクロップの4つに分類されています。これら4つは見た目や味が異なります。比較のため、パストクロップ以外の3つについても見ていきましょう。
ニュークロップ
収穫してから数か月以内のものをいいます。濃い艶のある緑色をしていて、水分を多く含み香りや味が豊かです。水分量が多く、乾燥度合いも均一ではないため、焙煎の難易度は高めです。
カレントクロップ
数か月以降ではあるけれどもその年に収穫されたものをいいます。ニュークロップに比べると水分量は多少減るので煎りムラはできにくくなります。
日本に流通している生豆の多くが輸入ものなので、ニュークロップよりはカレントクロップの方が多いです。
オールドクロップ
前年度よりも前に収穫されたものをオールドクロップと呼びます。色があせて黄色っぽくなっています。風味は薄れて青臭さがなくなります。水分量が少なくなるので焙煎しやすいです。オールドクロップになるまでの保存場所や設備コストとの兼ね合いや、ニュークロップの味に対する評価の高まりもあり、オールドクロップは現在市場にあまり出回っていません。
「パストクロップ」の例文・用例
パストクロップを使った例文・用例を紹介します。
●パストクロップはコクや苦みがほどよく感じられる。
●パストクロップのため、特価で販売されていた。
SNSでの「パストクロップ」の使われ方
「パストクロップ」の類義語
パストクロップの類義語は「パーストクロップ」です。意味は同じです。
「パストクロップ」の対義語・反意語
パストクロップの対義語・反意語はありませんでした。