「さび病」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「さび病」の意味とは
さび病とは、コーヒーノキに発生する病気の1つです。
真菌類の一種であるヘミリア・ヴァスタトリックスが原因で発症し、葉に直径1〜2ミリくらいの淡黄色の小さな斑点が現われ、次第に黄褐色に変化しながら広がっていきます。
1〜2ミリくらいの斑点にはおよそ100万個の胞子が存在し、最適な温度、湿度が揃えば、非常に速いスピードで増えていきます。病状が進行すると、コーヒーの葉は光合成機能を失って濃褐色(さび色)になり、萎縮し、2~3年で落葉していきます。さび病は収穫量の減少やコーヒーの味や香りの低下につながるだけでなく、最悪の場合、コーヒーノキの枯死につながったりしてしまうこともある恐ろしい病気です。
さび病は、もともとエチオピアで発生した病気と考えられていますが、伝染力が強く、現在は世界各地のコーヒー生産地域で発生しており、深刻な問題となっています。
農薬や、さび病に弱いアラビカ種から抵抗力のあるロブスタ種に切替を進めるといった品種改良などの対策が進められていますが、完全な解決には至っておらず、研究開発の継続と、生産者への支援が必要不可欠となっています。
「さび病」の語源
さび病は、葉の枯れた部分が鉄錆のように見えることから、そのように名付けられました。
「さび病」の例文・用例
さび病を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●さび病は、コーヒーの価格上昇にも影響を与えています。
●さび病を防ぐためには、適切な栽培管理を行うことが大切です。
SNSでの「さび病」の使われ方
「さび病」の類義語
さび病の類義語は「コーヒーさび病」です。意味は同じです。
「さび病」の対義語・反意語
さび病の対義語・反意語はありませんでした。