「てっちり」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-01-22

「てっちり」の意味とは

てっちりとは、ふぐのちり鍋という意味です。主に関西での呼び名です。

「てっちり」の語源

てっちりの「てつ」はふぐの異称「鉄砲(てっぽう)」の略です。ふぐは、食べると毒にあたって死ぬことから「鉄砲」と呼ばれました。「ちり」はちり鍋の略です。「鉄砲のちり鍋」から「てっちり」となりました。
江戸時代にフグ食禁止令が出された際に、隠語として「てっちり」が生まれたそうです。

「てっちり」の特徴

ふぐのちり鍋をさします。ちり鍋とは、鍋料理の一種で、新鮮な魚介類を主な材料にし、他に豆腐や野菜、だし昆布などを入れ水炊きにし、煮えたものをポン酢醤油で食べるものです。

ふぐの種類にはいくつかあり、食用にされるのは、真ふぐや虎ふぐです。
ふぐの肝臓と卵巣には、テトロドトキシンと呼ばれる毒素が含まれており、特に産卵期のころはもっとも毒性が強いと言われています。
現在は、専用の調理の免許をもった人でないとさばくことができません。
ちり鍋以外にも、刺身やその他の汁物にして食されます。

「てっちり」の英語表現

英語では、ふぐを「fugu」や「globefish」と表現し、「てっちり」は「a fugu and vegetable hotpot」や「hot-pot meal of globefish」と表します。

「てっちり」の3つの特徴

以下の特徴を備えたものを「てっちり」と呼んでいます。

  • ふぐが主材料
  • 水炊きにする
  • ポン酢で食べる

「てっちり」のレシピ

・材料 フグ、だし(昆布など)、野菜や豆腐などの好みの具材
・ポン酢、薬味(もみじおろし、ネギなど)
・作り方
1 材料を食べやすい大きさに切る。
2 鍋の8分目ほどまで水を入れ、昆布をつけてだしをとる。
3 だしがでたら昆布を取り除き、火の通りにくい具材から鍋に入れていく。
4 フグを入れ、蓋をする。
5 具材に火が通れば完成。

「てっちり」の例文・用例

てっちりを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●昇進祝いにてっちりを食べに行った。
てっちり食べるなんて贅沢だなぁ。

SNSでの「てっちり」の使われ方

「てっちり」の類義語

てっちりの類義語は、「ふぐちり」や「ふぐ鍋」です。
ふぐのちり鍋をさします。

「てっちり」の対義語・反意語

てっちりの対義語・反意語はありませんでした。