「バカゲー」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「バカゲー」の意味とは
バカゲーとは、馬鹿げているゲームの略称です。
「バカ(馬鹿)」は本来、「知能が低い」や「愚かである」という意味の罵り言葉ですが、一方で「滑稽で面白い」といったニュアンスも持ち合わせています。
「バカゲー」における「バカ」も、どちらかというと後者の意味合いが強く、必ずしも「バカゲー = 駄作」という評価がなされているわけではありません。
むしろ、バカゲーを好んでプレイしたり、その作品の熱烈なファンも存在します。
漫画における「ギャグ漫画」的な位置付けと考えると、理解しやすいかもしれません。
バカゲーという呼称は、90年代前半に刊行されていたゲーム雑誌『BEEP!メガドライブ』における単発企画が発祥と言われています。
誌上の定義では「バカなゲーム」であることを前提としたうえで、意図的にジョークとして作られたゲームなのか、そうでないかで以下の2種に分けられています。
・真正バカゲー
・仮性バカゲー
真正バカゲーとは、ストーリーや演出の中で積極的にジョークが散りばめられている作品のことです。
一方、仮性バカゲーとは、プレイヤーを笑わせる意図が無いのにも関わらず、結果として滑稽になってしまった作品のことです。
例えば(海外ゲーで)日本語の翻訳が独特だったり、ストーリー上の矛盾や論理の飛躍が目立ってしまった場合などです。
あるいはキャラクターや効果音、システム上の不具合によって、シュールな面白さが生じてしまうパターンもあります。
「バカゲー」と「クソゲー」の違い
バカゲーと似ている表現として「クソゲー」があります。
クソゲーは「糞なゲーム」の略称で、一般的に「品質や価値の低いゲーム」を指します。
クソゲーは一部のゲームに対する明らかな蔑称ですが、バカゲーはジョークとユーモアに富んだ作品全般を指すため、必ずしも「バカゲー = クソゲー」とは限りません。
昨今、話題になった「バカゲー」
昨今では、ニコニコ動画やYoutubeをはじめとするゲーム配信によって「バカゲー」が注目を集めるケースがあります。
エンターテインメント性が高いため、中にはバカゲーを好んで実況するゲーム配信者も少なくありません。
昨今、人気を博したバカゲーとして以下の3作品が有名です。
・SuperBunnyMan
・Mr.President!
・体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム
『SuperBunnyMan』は、一定方向にしか足を動かせないウサギ男を操作してゴールを目指すゲームです。
ウサギ男の珍奇なビジュアルや、罠にはまった時の挙動やうめき声が笑いを誘います。
『Mr.President!』はSPを操作してアメリカ大統領を暗殺者の凶弾から守るゲームです。
とりわけ足腰の弱いSPは真っ直ぐに歩かせるのも容易ではありません。
また、直近で公開されたバカゲーとして『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』があります。
タイトルの通り、体育館の天井に挟まっている筋骨たくましい男性にボールをぶつけて助け出すシューティングゲームです。
「バカゲー」の例文・用例
バカゲーを使った例文・用例を紹介します。
●友達とバカゲーで暇を潰す。
●非現実的なストーリー展開はバカゲーのようだ。
SNSでの「バカゲー」の使われ方
「バカゲー」の類義語
バカゲーの類義語は、「クソゲー」です。
クソゲーとは「糞なゲーム」の略で、品質や価値の低いゲームを指します。
「バカゲー」の対義語・反意語
バカゲーの対義語・反意語はありませんでした。