「ダンジョン」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ダンジョン」の意味とは
ダンジョンとは、迷宮を指すゲーム用語です。
ダンジョン(dungeon)は本来、「地下牢」または「地下室」を意味する言葉ですが、日本ではもっぱらゲームにおける「迷宮」を指すことが多いです。
昨今では、経路が複雑に入り組んだ巨大な屋内施設(梅田駅、新宿駅など)をダンジョンと呼んだりします。
「ダンジョン」の語源
ダンジョンはラテン語で「君主」を意味する「dominus」に由来する古フランス語です。
中世ヨーロッパにおいて、城の「天守」を意味するようになり、外壁が敵に占拠された際には守備兵が立てこもる最後の砦でした。
堅牢に作られており、敵の侵入を防ぐために塔の下部には窓が設置されていませんでした。
戦争が少なくなると、堅牢で外部と遮断されているダンジョンは囚人を閉じ込める牢屋として使われるようになりました。
また、後世では城の地下に作られる納骨堂や牢屋もダンジョンと呼ばれるようになりました。
以降、人間の恐怖を象徴する言葉として、様々な場面で用いられています。
ゲーム用語としての「ダンジョン」
前述の通り、ダンジョンの本来の意味は「地下牢」ですが、日本では「迷宮」の意味で用いられています。
これは、古城の地下には財宝が眠っていたり、怪物が潜んでいるというヨーロッパの俗説が影響していると考えられています(※)。
(参考: 黒田幸弘『D&Dがよくわかる本』)
ゲームジャンルの中でも、とりわけRPGの一エリアとして設けられることが多いです。
ゲームにおけるダンジョンは、地下に限らず洞窟や森、山道、宮殿だったりします。
主に以下のような要素があるエリアがダンジョンと呼称されます。
・道が複雑に入り組んでいる
・怪物が徘徊している
・罠がある
このように、ダンジョンは危険な領域として設定されているのが一般的です。
ちなみに、ゲームの最終エリアがダンジョンである場合には「ラストダンジョン」と呼称されることもあります。
そして、ラストダンジョンのゴールにはボスが存在することが多いです。
また、ダンジョンに特化したRPGも存在し、以下の2パターンに大別されます。
・3DダンジョンRPG
・ローグライクゲーム系のダンジョンRPG
前者はキャラクターの主観でダンジョンを進むのに対して、後者はキャラクターを見下ろしながらプレイします。
3DダンジョンRPGの名作として『Wizardry』シリーズや『世界樹の迷宮』シリーズなどが知られています。
一方、ローグライクゲーム系のダンジョンRPGとして『トルネコの大冒険』、『風来のシレン』シリーズ等が有名です。
「ダンジョン」を楽しめるゲーム作品
ダンジョンがメインの舞台となっているゲーム作品として、以下の5作品が人気を博しています。
・ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊
・トルネコの大冒険~不思議のダンジョン~
・ドラゴンクエスト/キャラクターズ トルネコの大冒険3 不思議のダンジョン
・不思議のダンジョン 風来のシレンDS
・ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン
「ダンジョン」を題材にしたアニメ作品
ダンジョンはゲームだけでなく、アニメ作品のモチーフとして用いられることがあります。
例えば、以下のような作品が有名です。
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
・俺だけ入れる隠しダンジョン
・たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
「ダンジョン」の例文・用例
ダンジョンを使った例文・用例を紹介します。
●何時間もプレイしているが、ずっとダンジョンから抜け出せない。
●ダンジョンで最強の武器を手に入れる。
SNSでの「ダンジョン」の使われ方
「ダンジョン」の類義語
ダンジョンの類義語は、「ラビリンス」です。
ラビリンスとは、「迷宮」のことです。
「ダンジョン」の対義語・反意語
ダンジョンの対義語・反意語はありませんでした。