「ジャイロセンサー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ジャイロセンサー」の意味とは

ジャイロセンサーとは、物体の角度を検出する計測器または装置のことです。

「ジャイロスコープ」または単に「ジャイロ」と呼称されるケースもあります。

ジャイロは、ギリシア語の「gyros」を語源とし「輪」の意味を持ちます。

船や飛行機などの自律航法をはじめ、近年ではカーナビゲーションやスマートフォン、デジタルカメラの手振れ機能などの製品にも使用されています。

また、一部の据え置き型ゲーム機にはコントローラーにジャイロセンサーが組み込まれており、プレイヤーが傾けた角度を認識してキャラクターの動作に反映させたりします。

ジャイロセンサーを搭載しているゲーム機としては「Nintendo Switch」が有名です。

「ジャイロセンサー」の基本的な仕組み

ジャイロセンサーにも様々な種類があります。

最も古いのは、「こま」を利用して角度を検出する方式です。

慣性の法則によれば、回転する物体は回転状態を維持しようとします。

それゆえ、回転するこまを傾けると、元の状態を保とうとする働きが生まれます。

例えば、ハンドスピナーを回転させながら左右に傾けると、力を加えた方向とは異なる方向からの抵抗力を指で感じ取ることができます。

この力は「ジャイロ効果」と呼ばれ、これを感知することで物体の角度を検出できるようになりました。

このような方式によるジャイロセンサーを「回転式」といい、かつては航空機などに採用されていました。

以降、科学技術の発展により「振動式」「流体式」「光学式」「量子式」など、多様で革新的なジャイロセンサーが開発されるようになりました。

現在、一般的に最も身近なジャイロセンサーはおそらく「振動式」と呼ばれるものです。

これは、こまの回転の代わりに棒またはリングの振動を利用したジャイロセンサーです。

振動式では、ジャイロ効果と同様に回転の力から生まれる「コリオリの力」によって物体の角度を検出します。

また、回転式のようにモーターやベアリングといった部品を必要としない振動式のジャイロセンサーは、スマートフォンやデジタルカメラなど小型の製品に搭載するのに最適です。

Nintendo Switchのジャイロセンサーもまた、コリオリの力を使ってコントローラーの傾きを感知し、キャラクターの動きに反映させているそうです。

「ジャイロセンサー」に対応しているゲーム作品

ジャイロセンサーを利用してプレイするゲームと言えば、例えば以下のタイトルが有名です。

・スプラトゥーン2
・スカイリム(Switch版)
・ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド

ちなみに、コントローラーの傾きを利用して視点移動や照準操作をすることを「ジャイロエイム」と言います。

これらの操作は本来、右スティックで行うものでしたが、直感的かつ素早い操作が出来ることからジャイロエイムに対応したゲームが増えてきているようです。

「ジャイロセンサー」の例文・用例

ジャイロセンサーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

ジャイロセンサーで傾きを検出する。
ジャイロセンサーが搭載されたスマホで、ボールを転がすゲームをプレイする

SNSでの「ジャイロセンサー」の使われ方

「ジャイロセンサー」の類義語

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「ジャイロセンサー」の対義語・反意語

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