「強くてニューゲーム」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「強くてニューゲーム」の意味とは
強くてニューゲームとは、ゲームをクリアした時点のキャラクターのデータを、ニューゲームに引き継ぐことができるシステムの通称です。
ゲームを最後まで攻略したキャラクターのステータスや所持品は、必然的に強力になりがちです。
その状態を維持したまま、ゲームを最初からやり直した場合、序盤から中盤にかけてほぼ無双の状態で進めることができます。
「キャラクターが最初から強い状態でニューゲームをプレイする」という意味で、「強くてニューゲーム」と呼ばれています。
あくまで通称であり、同様なシステムに対して異なる呼称を使っている場合もあります。
例えば、海外のゲームでは「NewGame+」と表記されるのが一般的です。
日本ではロールプレイングゲーム(RPG)に搭載されることの多いシステムで、主に序盤でキャラクターが強くないと攻略できないイベント等を回収する目的で利用されたりします。
あるいは、攻略が難しいゲームでストーリーをストレスなく把握したり、初回プレイで味わえなかった無双状態を楽しむために行われる場合もあります。
ちなみに、「強くてニューゲーム」の呼称は『クロノ・トリガー』が発祥と言われています。
『クロノ・トリガー』では「強くて」が「つよくて」とひらがなで表記されていました。
ただし、クリア時のデータを二周目に引き継ぐシステム自体は、同作以前のゲームにも搭載されているものが多数存在します。
「強くてニューゲーム」を採用しているゲーム作品
前述の通り「強くてニューゲーム」の呼称が一般化したのは『クロノ・トリガー』以降です。
同作のメーカーにあたるスクウェア社(現スクウェア・エニックス)は、しばしば後続でリリースしたゲーム作品にも同様なシステムを設けています。
同社の代表的なゲームシリーズ『ファイナルファンタジー』においては、近年まで「強くてニューゲーム」に類する機能は搭載されていませんでしたが、『ファイナルファンタジーX-2』で初めて採用されたことで話題になりました。
他のメーカーによるゲームはもちろん、海外のゲームでも「New Game+」として様々な作品に搭載されています。
日本においてRPGに採用されることの多い「強くてニューゲーム」ですが、海外ではシューティングゲームが一般的です。
例えば『Bioshock』では、ダウンロードコンテンツ(DLC)においてこのシステムを追加しました。
また、実績システムがある『Bastion』や『バットマン アーカム・シティ』では、強くてニューゲームをクリアすることが特定の実績を獲得するための条件になっていたりします。
「強くてニューゲーム」の表現の広がり
ニコニコ動画において、しばしば天賦の才を持った子供に対して「強くてニューゲーム」と評価する場合があります。
例えば、幼い頃から圧倒的な歌唱力を持っていたり、プロのように楽器を弾けてしまう…等です。
「強くてニューゲーム」の本来の意味から、現世における優れた能力は前世で培われた能力から引き継がれているものとしか考えられない、と驚嘆する表現として用いられています。
「強くてニューゲーム」の例文・用例
強くてニューゲームを使った例文・用例を紹介します。
●強くてニューゲームで序盤の苦労を吹き飛ばす
●この子の才能は強くてニューゲームだとしか思えない
SNSでの「強くてニューゲーム」の使われ方
「強くてニューゲーム」の類義語
強くてニューゲームの類義語はありませんでした。
「強くてニューゲーム」の対義語・反意語
強くてニューゲームの対義語は、「弱くてニューゲーム」です。
弱くてニューゲームとは、「レベルが上がらない」「アイテム保持数が少ない」「パーティを組めない」等の制限を設けて、最初からゲームを始めることです。